はじめに
私どものコンサルティングは賃金・人事に特化した、どちらかと言えば少々タイトなコンサルです。もう20年も続けていますが、私がこの仕事に関わり始めた頃と今では状況も随分と変わり、新たに出くわす問題(ご相談)もまだまだ増える一方です。
それらがコンサルティング・マインド、いわば私の好奇心を煽り立て、「惰性でコンサルは出来ない」と囁きます。
そのような、ちょっと特殊であまり知られていない人事コンサルという仕事に携わり、東西奔走する私の思いつくままを連載いたします。
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私どものコンサルティングは賃金・人事に特化した、どちらかと言えば少々タイトなコンサルです。もう20年も続けていますが、私がこの仕事に関わり始めた頃と今では状況も随分と変わり、新たに出くわす問題(ご相談)もまだまだ増える一方です。
それらがコンサルティング・マインド、いわば私の好奇心を煽り立て、「惰性でコンサルは出来ない」と囁きます。
そのような、ちょっと特殊であまり知られていない人事コンサルという仕事に携わり、東西奔走する私の思いつくままを連載いたします。
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その気になれば、想定以上の力を発揮する、いくらでも力が出てくる、と思うような事例にこれまでにも随分と遭遇しました。そのような事例から、「人は上から押さえつけなければ、限りなく伸びて、人材不足の中小企業でも、かなりの戦力を期待できる」とさえ、思うようになりました。
たとえば、改善提案などを出させれば、よくわかります。ほめて、その気にさせれば、どんどん提案し、そのうち凄いのが出てきたりするものです。
考えてみれば、幕末に日本をひっくり返して明治維新を起こした連中は、坂本竜馬や高杉晋作、桂小五郎をはじめ、ほとんど、20代後半から30代前半です。そんな若者が、世の中を分かっているわけがなく、皆、自分が「日本をしょって立つ」と「思い上がっていた」連中なはずです。
でも、当時もそうであったように、上司や会社はそんな連中になかなか任せたりはしないものです。すぐに優れた面よりも、アラを捜したくなるものです。組織とはそういうもので、結果、中小企業はどうしても小さくバランスしてしまいがちになります。
でも、現在の幹部も会社ができたての頃を思い起こせば、自分が会社を背負って立つと思い上がっていたのではないでしょうか。それが、会社が整ってくると、会社は会社らしくこうあるべきと思いがちになります。成功した中小企業の落とし穴かもしれません。
そのような落とし穴から抜け出す方法は、二つ。一つはトップのリーダーシップ、もう一つは、部下の管理の方法を変えてしまうしくみにすることです。
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今月と来月は出張が続きます。各社の目標設定の切り替えにあたるからです。
目標の面接に立ち会ったりすると、人の変わりようにときどき驚かされます。数ヶ月前まで、ちゃらんぽらんだった男性がうって変わって、やる気の塊になっていたり、会社に何しに来ているか分からないようなノーテンキな女性が、チャレンジ精神満々の貢献度の高い目標を自分の言葉で朗々と説明してみたりと。顔つきも変わり、これまでの「やらされ感」は何だったのかと、思うようなことに遭遇します。
このようなオオバケは、人事コンサルの醍醐味かもしれません。けれども、これはけっして偶然起こるものではありません。ですが、人事制度を整えたからというのでもありません。制度だけでは、こうはなりません。目標管理は大事でメリットは多大ですが、もっと大事なのが、目標の中身です。あるいは、上司のもって行き方であり、本人の受け止めるタイミングなども大きな要素です。
このように良い意味で人が変わるときというのは、経験から言えば、幾つかの要件が重なって起こるように思います。「しくみ」「上司や会社等のはたらきかけ」「本人の環境の変化」などが、そろう必要がありそうです。
なかでも、」「上司や会社等のはたらきかけ」は重要で、「しくみの運用」のかなめといえます。
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日経によると、大阪府下の中小企業の賃上げ状況(大阪市信用金庫調べ)は0.33%と4年ぶりにプラスに転じたとあります。製造業、卸売業、サービス業が上がっており、逆に運輸業が賃下げ実施率14・3%と突出して悪くなっています。
このデータは20名以下の中小企業がおよそ8割を占めていますので、運輸業等をのぞいて、景況感の改善の裾野が拡がってきていると推測できます。パナソニック、シャープの低迷、円高などで、厳しい企業はありますが、逆に電機でも日立、三菱などは好調で、恩恵にあずかっているところも結構あると思われます。裾野が広いところでは、自動車関連も好調です。今年はまだまだ忙しくなるのが見えていますので、人材定着、士気高揚をはかるねらいで賃上げにつながっています。
関与先等の経営者の今年の予想は、不安定要素はいろいろあるけれども、後半に向けてどんどん良くなって行くというのが大半です。中小企業は「人の準備」が大事になってきています。
弊社から近い、大阪では名門でしたホテルプラザが閉鎖となり、そのあと借りていた大塚家具も出て行き、いよいよ取り壊しとなりました。横にあった朝日放送の大阪タワーのときは、だるま落とし式の解体でしたが、今回は竹中工務
店がハットダウン工法という帽子を被せたような独自の解体方法で時間を掛けて静かに進めています。11月くらいまでの予定ですが、もう、半分ほどの高さになってしまいました。梅田から近い割には、長い間開けていなかったこの一帯も風景が急速に変わりつつあります。それにしても、解体だけで8億ぐらい掛かるとか。事業を撤退するのも大変です。
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聞いた話では、イタリア人は日本人のように列車の中で座ったら直ぐに眠るようなことはないそうで
す。本当かどうかは定かでありませんが、言われて見ればフィレンツェから乗った列
車の中でも眠っている人は見掛けませんでした。
それで、市場で働く日本女性が言っていたことを思い出しました。わたしが、「フィレンツェの人はみんな陽気で、レストランでも直ぐに話し掛けてくるし、どこで誰と話をしてもテンションが高いで
すよね」と言うと、「ひとの前ではね。プライベートではそうでもありませんよ」と。なるほど、そういうことなのですね。これで、街を歩く、お年寄りも皆シャンと
していて、映画のワンシーンのようにカッコイイ理由がわかりました。うーん、これは、気質というより、気概、美学ですね。意識しているのですから。「江戸っ子は宵越しの金は持たねえ」と、同じです。
この「他人(ひと)の意識の仕方」も、今の日本の社会に欠けている一つのような気がします。フィレンツェは大人の街でした。
写真上左2つ:雰囲気が堪らないEU映画に出てくるようなヴェッキオ橋の宝飾店、右:橋の上、夜でも犬を連れた人が多いが皆おしゃれだ、左下:洒落たカフェにとても似合っていた女性客
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中小企業に共通の大きな課題の一つが人材育成で、なかでも管理職の育成が悩みのタネです。わたしの新刊「やっぱり、人事が大事!」にも、その点に頁数を割いて載せました。人
事において、大手企業との一番の違いはここだといえます。中小企業に大手の人事制度をもってきても、うまく行かない一番の要因は管理職の違いといえます。したがって、管理職の教育をうまくすれば、すぐに差別化がはかれます。
ニッチなビジネスモデルで急成長した中小企業が、ある程度の人数規模になると急にスピードをゆるめ、伸び悩むという例を何度か見ましたが、管理職が鍵の一つであることは間違いないでしょう。このようなケースで、どのような管理職の育成方法が有効かですが、ポイントは二つです。
一つは、話を理解し、説明できる基礎能力のトレーニングです。これは、大企業に入った最近の大卒の若手も同じで、人にわかりやすく自分の考えをまともに説明できません。中小企業では、管理・監督職ができません。そんなことを学習してきていないからです。
もう一つは、意思決定能力の養成です。こちらは、少し高等といえる総合力を必要とする能力で、「なにをしなければならないか」を正確に理解し、それに向けて人に明確に指示できたり、動かしたりできるできる能力です。
一つ目の基礎能力は座学で身につけることができますが、継続が必要です。数ヶ月くらいではレベルアップしません。二つ目の意思決定能力は、実践でないと身につきません。よく、リーダーシップ研修などにスポットで行かしたりしますが、そんなことでできるようにはなりません。研修でレベルアップする人はもともとできる人です。中小企業の管理・監督職でこの能力に欠ける人は、これまで特に必要なかったから身についていないのです。それを身につけるには、実際の仕事の課題をクリアして行かないとなりません。実地指導が必要です。
EUの鉄道は日本
と勝手がかなり違います。 フィレンツェの駅は少し物騒ですし日本人の
旅行者などもほとんど駅には行かないようです。案内所を何人の人に尋ねても辿りつ けませんでした。
こんな観光地で英語もほとんど通じません。切符を手に入れるのにも苦労します。EU
の多くは駅に改札があり ません。自分で切符に刻印します。近距離だと無賃乗車も多 いよ
うです。イタリ
アの列車はデ ザインがよく、魅力的ですが、落書きがいっぱいです。自由に入れて乗れるせいか も知れません。他に日本と大きな違いは、犬が普通に乗っていることです。自転車もよく乗せています。規律より、自己責任を優先しているのがよくわかります。
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産能大の2010年新人調査では、「海外では働きたいと思わない」が49%、「どんな国・地
域でも働きたい」が27%で、どちらも3年前の前回調査と比べて大幅にアップしています。つまり、若年層の志向性は内向きと外向きとの二極化の傾向にあるといえます。けっして、最近の若者は内向き一辺倒ではないようで、フィレンツェで働く日本人の多さと一致します。大手企業も海外派遣を拡充し、帰国後の処遇も
アップする制度を進めています。たぶん、二極化はまだこれから拡大しそうです。
写真左上はフィレ ンツェの市場の食品雑貨店で働く女性です。防寒具に身を固め、坦々と働いています。これからドーモに登ると言ったら、「お金を出して、わざわざあんなしんどい目をしようなんて信じられませんね」と。右上は街を一望できる
フィレンツェで最も高い建物、そのドーモの写真です。雰囲気がある入口から、らせん状の石の階段を延々と登って大屋根の展望台へ。市場の女性の言うとおり、
確かにちょっとした登山で堪えました。途中、座り込んでいた外人の観光 客が何人もいましたね。なんとか、登りきるとその甲斐があったというもので、絶景でした。展望台には数人の若い中国人女性がいました。市場で聞いた話では、フィレンツェで 本人も大勢活動しているが、もっと元気なのが中国人とのこと。うーむ、フィレンツェでもやっぱりか、というところですね。
21日(土)放映の「BEAT 時代の鼓動」に関与先で工場建築が得意の三和建設さんが紹介されています。社長さんが格好良過ぎますね。
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「こころの医療 宅配便」( 高木俊介著 文藝春秋刊)は、関与先の仕事の関連で読んだ本です。逆に言うと、そんな機会がなければ、知ることもなかった本かもしれません。この本は、
精神の病、統合失調症について書かれた本です。読まなければ、この病気や実情について全く認識がないままだったといえるでしょう。読める機会を貰えるというのはありがたいものです。内容は京都にある日本初の在宅ケア専門の精神科医療サービスの実践記録ですが、読ませるのは、次の三つの点です。一つは、そのような精神科医療の往診が日本で存在し、経営的にも成り立つことが証明されていること。二つには、それが大変な苦労だと想像できるにも関わらず、主宰するドクターである著者はじめスタッフが使命感強く、前向きで明るく描かれていること。三つ目は登場する患者さんたちが実にいきいきと描かれていて、この本の主人公はこの患者さんたちとわかる点です。本の構成もとても上手く、重い難しいテーマを書いているにも関わらず、専門用語を使わず、わかりやすく、読みやすくできています。感心してしまいました。
も
う一冊は、「成績不振、受験失敗、イジメ・不登校 起死回生の家庭教育」(幻冬舎刊)友人で進学塾の開成グループを経営する太田明弘社長の新刊です。塾経営一筋30年のプロが書いた子育てのノウハウ本で、渾身の家庭教育論となっています。テーマは一貫して、「今からでも遅くはない、けっして諦めてはいけない!」というものです。今や2万人を超える生徒を抱える名門校をひっぱて来たのですから、説得力が違います。悩み、迷える親たちにとって、光明をくれる手引書となっています。 太田くんのスピーチは天才的な上手さですが、とうとう執筆も始めました。もう、敵いませんね。
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イタリアでは「金持ちには庶民の苦労がわからない」とフィレンツェでも評判の悪かったベルルスコーニ首相が退陣し、学者のモンティ首相が短期政権の舵をとります。各国の経済界が注目している政策は、雇用改革です。欧州の多くは失業率が高く、中でもどこも若年層が極端に悪いのです。スペインなどは、50%を超えていて、イタリアでも30%を超えています。ひどい状況ですが、ひとつには、日本と同様にどこも年金問題を抱えていて、雇用の年齢が伸びており、その分、若年層に雇用がまわらないからです。経済が拡大していれば問題ないのですが、ドイツ以外はそれどころではない状況です。もう一つは、米国や英国と違い、欧州の大陸の多くは解雇や賃下げが簡単ではありません。これも日本と同様です。この変化の激しい経済状況では、企業はおいそれとリスクの高い若年層を雇おうとしません。企業は立ち直るきっかけが掴めず、若年失業率は高まり、内需を押し下げています。
モンティの改革は、この閉塞状況を打破するために解雇法制を緩和するのと、若年雇用に給付をしようというものです。それでもって、企業が「だめだったら解雇できる」ことで若年雇用をしやすくするものです。また、もう一つの狙いは、それでもって企業のイタリアへの誘致をはかろうとするものです。他国との差別化は効果があるでしょう。パイが増えなければやはり経済は良くなりません。
もちろん、この政策がすんなり行くとは考えられません。労組は既存の働き手の権利を守ることに大義名分がありますから、若年層は二の次で、大反対しています。でも、もし改革が上手く行けば、日本をはじめ多くの国で大いに参考になるはずです。当面、見守らないとなりません。
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AIJの事件はひどい話ですが、この詐欺紛いの投資顧問会社の追求から、話題が管理体制の問題になりがちです。でも肝心なのは、中小企業の寄合所帯の統合型年金基金をどうするかです。われわれが基金加盟の関与先の中小企業に脱退を勧めたのは、もう10年も前のことです。基金の行き詰まりが見えていたのと遅くなれば抜けられなくなる(最近の関与先の例では脱退に1億以上払っています)からです。ですから、この事件で起きたことでも発覚したことでもなく、統合型基金を知っている人なら、誰もがすでに分かっていたことなのです。責任の不在と先送りが解決策となってしまうこの欠陥制度は、悪い制度を一旦つくってしまうと、修正も廃止も難しい見本のようなものですが、もう自力での問題解消は無理なように思われます。すでに基金による加盟中小企業の倒産が起こっていますが、厚生労働省の天下り先(お役人にとっては責任の不在と先送りが解決策というのが最も都合が良いのです)としてつくったとしか思われない欠陥制度なのですから、国が個々に介入し制度の大幅改訂か解散へもっていくべきです。
昨晩のTV番組「先輩ROCK YOU」に古い友人で怪優の六平直政(これでムサjカナオマサと読みます。みんなロッペイと呼んでいますが。)くんが出ていました。友人の中では出世頭の一人で、売れっ子です。見るからにヤのつく人としか思えない風貌ですが、昔から頭の回転の速い、芯はやさしい男でした。わたしが東京に居たときは家が近
かったので、六平のお母様によく満州じこみの水餃子をつくっていただきました。いまだに、あれより美味い水餃子を食べたことがありません。素朴な味なんですが、なんか「思い」が詰まった餃子だったように思います。ご両親も本人同様に苦労をされたことを微塵も出さない方々でした。個性派俳優にしては「一人が似合わない」典型ですが、苦労人の反動ともいえます。でも、そろそろ陰も見せてくれるようになるのではないでしょうか。あの餃子のように。※写真は古いパンフレット。顔が出ていましたので。![]()
同じ頃の友人でガラス工芸作家の林久美子さんの作品展の案内です。先日、六本木で作品展を開いたばかりですが、精力 的ですね。見たら欲しくなりますが、なかなか手が届かなくなってしまいました。
東京日本橋三越本店5Fリミックスタイル 04/11~24
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フィレンツェの中央市場のワインショップでも日本人女性が働いています。しかも、市場で唯一の日本人オーナーだそうです。若いのに、コネクションが幅をきかすイタリアでいったい
どうやってなったのでしょう。話しをすると、そのバイタリティのほどがよくわかります。ワインのうんちくが止まりません。しかも、ガイドの免許も取るとかで勉強中とのこと。凄いですね。
店ではイタリア人親子を雇用していました。女性オーナーはなかなかのや
り手です。17歳の息子の方はかなりのイケメンですが、フィレンツェにはナイス・ガイが本当に多 いですね。そこでイケメン青年に訊いてみました、「フィレンツェは、どうしてそんなにカッコイイ男ばかりなんだ」と。すると、青年は微笑みながらこういうのです、「そりゃあ、フィレンツェ人だからさ」って。うーん、痺れますね。なかなか、言えません。これですね、いまの日本人に欠けているのは。
先週は仕事で大分へ行きました。関西は寒の戻りでしたが、九州はすでに春です。初めて「さくら」に乗りましたが、全席グリーンのようなゆったりとした座席で、快適でした。九州の東側を走るソニックにも初乗車しましたが、ミッキーのヘッドレストや飛行機のようなラゲージボックスなど、とてもおしゃれですね。九州への旅行者が増えているそうですが、やはり努力しています。でも、ソニックはやたら揺れるのが難点ですが。
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