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2008年6月16日 (月)

八話「『バイマーヤンジンさんの講演会』と『出版わいがや会』の日」

14日(土)は二つの会への参加で充実した一日となりました。
<その1>
 私の中学の同窓で友人の開成塾グループ代表の太田明弘さんからの招待にて、大阪吹田在住で「徹子の部屋」にも出られたチベット出身のオペラ歌手バイマーヤンジンさんの講演を聞くことが出来ました。
 太田代表がこれまで聞いた講演の中で最高の講演と冒頭で紹介されたそのものの内容で、感激しました。当日の大阪エルシアターのホールは塾の生徒と教育関係者が半々くらいのようでしたが、まさに相応しい素晴らしい内容だったと思います。
 彼女が寄贈されたチベットの小学校での子供たちの様子を絶妙なチベット訛の大阪弁で、面白可笑しく、わかりやすく、そしてパワフルに、日本の子供や社会との比較、両国が抱える問題へ収斂してゆく話しぶりは聴講者を魅了して余りあるものでした。
 日本が戦後、急速に短期間で経済発展したその要因と、その結果としての歪みと思える現在の問題及び現在のチベットが抱える問題について、何よりも「教育」に着目したその洞察力の凄さとそのことを語るトークの説得力には只々感服するばかりでした。
 これからわが国が取り組むべきことの一つを顕わにし、実践されているのだと思います。
 他国、異文化との比較、そのことが我々のアイデンティティを知り、進むべき目標を明確にすることを示してくれました。
それにしても講演の最後に披露されたチベットの歌の歌唱力は感動のダメ押しでした。
<その2>
 後ろ髪を引かれながら、講演会を途中退席し、明日香出版社の石野誠一相談役が主宰する著者及び出版を目指す人の「出版わいがや会」に出席しました。
 こちらも出版の最末席で多少とも関わる私としてはたいへん参考となった会でした。
 集まった方々はそれぞれの分野の専門家の方々ばかりで、その族が本を出そう、つまり密かにテーマを持って「何か打ち出そう、やらかそう」という訳でわいがや集まっているのですから、面白くない筈がありません。
その中から人事に関連した話題をひとつ。
大学の講師をされている方、不動産に関わる方、キャリアコンサル関係の方たちとの話の中で「今の若い人で仕事に対して何をしたいか、何も持っていない人がまだまだ多い」というようなことがあがりました。私も同様の感覚です。
 一般には若者のキャリア志向が言われていますが、確かにそのような人たちは増えてはいますが少数派で、自分がやりたい仕事が明確な人、何歳までにどのようなキャリアを積んでこういうプロフェッショナルなりたいと考えている人はまだまだ一部だと思います。
 ただ漠然と会社に入社する人が大半というのが実際です。また会社の方もキャリア志向、自立志向の人ばかりよりも、そのくらいの方が良いというのが本音かも知れません。
 帰り際に話をした学校の先生も「学校で教えていることと会社が求めている人材のギャップがあり過ぎますね。」と仰ってましたが、正確にいうと学校も会社も人材像を持っていないのでギャップそのものが良く分からない、というのが本当ではないでしょうか。
 いずれにしても人材の教育はこれから人事の主要テーマに益々なって行くことでしょう。
参加の方々もたぶん、人材教育をビジネスのヒントとして捉えているに違いありません。。

 奇しくもバイマーヤンジンさんの講演とわいがや会が「教育」というテーマで繋がり、思いをめぐらせた一日でした。

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