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2010年1月24日 (日)

七十二話 良い会議

 よく会議などで「もっと会社全体の利益でものを言え」とか、社長がどなっていたりしますが、これまで関わった企業を見ても、会社がずっと続いて行く前提で会社全体の利益という視点で仕事を見ている者というのはおよそ、トップの社長一人ぐらいではないかと思います。他の人はだいたい自分の立場で仕事を判断しています。部署の代表の発言と言っても、たいてい自分の利益です。
 でも、社員と言うのはそもそもそういうもので、会社と言うのはそのようなはところではなでしょうか。ですから、トラブルなどがあれば「それは営業がきちんと指示をしていないからだ。」とか、「製造が自分のペースでしか仕事をしないからだ。」とか会議でも部署間のなすりあいに終始したりしてしまいます。
 会社が良くならない、根本的な問題の多くがここにありますが、ということは会議などでは必ず会社全体の利益の視点で物事をジャッジする人が必要になるということでもあります。逆に言えば、会社の会議というはそのためにあると言えますし、会議は会社全体の利益の視点を共有するために会社が持つ仕組みの数少ない一つとも言えます。
 よく、会議のあり方などの相談を貰ったりしますが、良い会議とはトップが会社全体の利益の視点で物事をジャッジすることにつきると思います。それはそのジャッジPhoto が正しいかどうかと言うより、ジャッジすることが大事ということでもあります。それができているかどうか、長期に伸びている会社の条件の一つのように思います。
 「残業ゼロの仕事力」(講談社) をヒットさせた元トリンプインターナショナルジャパン代表の吉越浩一郎氏の最新刊「吉越式会議」(講談社) にもそのことがきちっと書かれていて、260頁以上ある分厚い本ですが、この本の価値はその一点にあると言えます。

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