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2010年3月

2010年3月26日 (金)

八十話 人事コンサルその② 『仕切り直し』

 関与先でも今年になって、売上が戻ってきた会社が増えてきました。先行きはまだまだ不透明ですし、景気の力強さはありませんが、昨年と較べて少し忙しくなって来たようです。
 不景気に関わらず、業界や業態によっては業績のよい会社はありますが、そのような会社のトップの方は一様に『顧客の欲しいもの、サービスを用意すれば必ず売れる』と、言われます。また、『今は変化の時代で、そのニーズの変わるスピードがとても速い。ついて行くのがたいへんだし、変わったことに気がつかなかったりするだけだ』とも。
 確かにその通りだと思うのですが、実は顧客のニーズや変化に気がついていても、『従来からやっていることをなかなか変えられない』というのが、大きいように思います。
 そして、その『やっていることを変えられない』大きな理由の一つに、人事の問題があるように思います。これまで、ご相談いただいた会社の多くは、このことが関係していました。
 表面上の見えるコンサルとしては賃金制度や評価制度、目標管理や教育のしくみなどの作成ですが、新制度の導入や制度改訂には、仕事のやり方を変える、考え方を変えるという意識改革を根底に据えている、とういのが実際には多いのです。そのような会社では、「社長が笛吹けど社員は一向に踊らず」というようなことで、トップの掛け声に皆さん一様に、『いまさら…』といわれます。
 外部のコンサルを入れる大きなねらいは、この『いまさら…』を乗り越えることで、われわれへの期待の一つです。どこの会社でも、社員は皆さん、概ね保守的です。現状のままが良い、仕事のやり方を変えたくない、のが普通です。「時代は変った。このままでは沈没しかねない」とトップが気づいて、危機感をつのらせても、社員の方はだいたいにしてピンと来ていません。その意味で、人事制度は、社員に『変化』を意識させるには、強力な経営のツールとなり得ます。いわば、『仕切り直し』の舞台演出の役目を果たしてくれるといえます。

 

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2010年3月15日 (月)

七十九話 今年の昇給②

 13日の日経に「東芝、定昇維持へ」という記事が出ていました。昨年は東芝をはじめ、NECや日立、シャープなど多くの名だたる大手が半年間ではありましたが、「定昇凍結」となりました。今年はまだ景況の不安定要素はありますが、回復の兆しが見えつつあること、2年連続の凍結は賃金・人事体系が崩れ兼ねない懸念から経営側も避けたい、などの理由で「定昇実施」の方向へ動いたと考えられます。

 それでも、今年は昨年に引き続き、春闘の焦点は「定昇の攻防」です。昨年は電機大手や自動車総連が当初4000円、4500円のベアを要求したように、今年はこれまで型の「ベアの攻防」ではなく、スタートから「定昇の攻防」です。定昇は「ルールによる昇給」の実施であり、この「ルール」には当然、人事考課など「評価」が含まれています。すなわち、一律の昇給ではなく、差のある昇給で、実施によって自社のモデル評価を受けた人の賃金水準、つまり「モデル賃金カーブ」が維持されます。

 今年の「定昇の攻防」に幾つかのところで、「定昇の見直し」を経営側が提言しています。定昇は実施するが、その額や配分方法の見直し、すなわち「ルール変更」や「モデル賃金カーブの変更」、「賃金体系の改定」などを検討しようというものです。これは、派遣など非正規社員の正社員化等、人件費全体のコスト増を睨んでいます。定昇額を下げ、グローバルな競争力と派遣法の改正への対応等とを両立させるという考えでしょう。これから、「定昇の攻防」の第2ステージとして、「賃金体系の改定」が話題になると思われます。

中学の同窓の友人で開成グループ代表の太田明弘氏の新店舗「茶屋町炉端 楽兵衛」がオープンし、昨日オープンパーティに招かれました。美味しい料理が随分とリーズナブルな値段で、茶屋町らしい綺麗な炉端店です。是非、ご利用を。それにしても太田代表は大手進学塾チェーンからビル管理、飲食店と精力的な事業家です。わたしどもの秋の親睦会で講演いただく予定の堂島ロールの社長さまを紹介いただいたのも彼です。人脈の広さも並みではありません。

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2010年3月 8日 (月)

お知らせ「100万部突破フェア」開催!

100 明日香出版社のベストセラー、「ルール・シリーズ」の累計100万部 突破フェアがスタートしました!

自著『1人前社員の新ルール』も派手な金帯をつけて並んでいます。本日も梅田の紀伊国屋書店に平積みされていました。100_4

この金帯付きを2冊買うと『働く人のルールシャツ』がもれなく貰えます!

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2010年3月 7日 (日)

七十八話 平尾誠二新刊「型破りのコーチング」

 Photo以前に、わたしどもの会で講演いただいた平尾誠二氏の新刊「型破りのコーチング」(PHP新書)がサイン入りで送られてきました。ラグビー日本代表の監督を務め、現在も神戸製鋼チームの総監督をされる平尾氏ですが、その著書は一貫して「個と組織」がテーマであるように思います。この新刊も「個の自立、やりがい」と「組織の成果」の両立の観点から、コーチングはどうあるべきか、が書かれています。

 それにしても、著者の類稀なる言語力には毎回、驚かされます。言語力といえばサッカーのオシム元監督が有名で、「オシム語録」という本が出ていましたが、当然「ヒラオ語録」も出ておかしくないと思います。両氏ともスポーツに言葉がきわめて大事、指導・育成の成果に言語力が大いに左右すると考える点では全く同じと言えるでしょう。

 では新刊よりキイとなるフレーズ「ヒラオ語録」を紹介しておきます。インスピレーションが湧きますよ。「(ラグビーでの)パスは一種の投資」「チームワークよりチームプレー」「やらなければならないこと、やれること、やりたいことの三つをつなぐ」「教える側と受け手の距離感は大切」「コーチは立ち位置について自覚的であるべし」「チームリーダー、ゲームリーダー、イメージリーダーでリーダーを役割分担せよ」「今の若者は反発係数が低い」「コミュニケーション力を高める最も簡単な方法は相手の立場に立つこと」「ヤル気は裏切りから生まれる」「強いチームには湿り気がある」「モチベーションに必要な三つの要素は’既存の人のモラル’、’見返り’、’(リーダーの)人’」「勝利を最優先する意識の共有こそがプライド」「自分のできることを考えているチームほど怖いチームはない」、などなど。まさしく目から鱗ですね。

本を贈ってくださったのは、平尾氏の友人で外資系生保にお勤めの小谷茂生さんです。いつも貴重な情報を頂戴しています。

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2010年3月 2日 (火)

七十七話 「堂島ロール」リニューアル・オープン

 毎年恒例の関与先様の親睦会は、今秋9月10日(金)に大阪ウェスティンホテルで予定しPhotoております。ことしは行列のできる「堂島ロール」で有名な株式会社モンシュシュの金美花社長に「堂島ロールのヒットの秘密」について講演いただく予定です。

 その社長様からメールが届き、明日3月3日に堂島本店がリニューアル・オープンとのことです。 新商品も出されるそうで、やはり気になりますね。
 それにしても、次々に新店舗を出店されるバイタリティー(5月の上海万博も予定とのこと)はあの細いお身体のどこから出てくるのでしょう。「堂島ロールの秘密」にも増して「金美花社長の秘密」がこれもまた気になるところです。

 大阪の北の名所となったモンシュシュの行列、いつも結構、男性客が並んでいます。確かに甘みをおさえた生クリームは男にもいけるようです。まだの方はちょっと試してみてはいかがですか。もちろん、秋の講演会では聴講の皆様にお土産を持って帰っていただく予定ですが。

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