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2010年10月

2010年10月24日 (日)

百九話 「報告の仕方」の心得

 随分前に関与させていただいた地方の会社の総務の方から、「黒川さんの本を新人の教育に使ってますよ」とお手紙をもらいました。わたしの本『一人前社員の新ルール』も、お役にたっていて、嬉しいかぎりです。
 先日も「これだけで、プラスになりました」と別の会社の社長さんから言われました。それは、ルール34「報告の仕方を5つ心得る」の箇所で、5つとは①何の話か最初に説明がある②結論を先に言う③内容がある④主語があり、誰のことか、何のことかはっきりしている⑤余計なことを言わない、なのですが、社長さんいわく「①と②だけを徹底したら、営業日報が見違えるようになりました」とのことでした。このように活用いただくと、著者冥利というものです。こちらも、勉強させていただきました。
 ときどき、この「烏兎怱怱」でも、私の本の内容を取り上げたいと思います。

マサチューセッツ工科大学のロボット同士の対戦をTVではじめて見たのは15年以上前でPict0247Pict0242  すが、今やロボコンは日本の高専で二足歩行で凄いバトルをします。高専ロボコン近畿大会が16日に京都の舞鶴で行われ、息子の応援で観戦しました。テーマが二足歩行になって3回目ですが、たった3年でたいへんな進歩です。今年は歩行のスピードとパワーの両方を充たす競技でしたが、そのレベルたるや目を見張Pict0226 ります。やはり高い目標と競争が進歩のPict0247_2 原動力です。
 高専ロボコン近畿大会は11月13日午後3時からNHKで
放映です

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2010年10月19日 (火)

百八話 電子書籍ブーム

 16日に出版でお世話になっている明日香出版社の著者大会が虎ノ門の霞山会館でありました。37階から見下ろす下界は絶景です。目の前に皇居の全様が広がり、足元は金融庁、官邸まですっかり見えます。日本の中心の東京のそのまた中心に居る気がしてきます。
 最初に電子書籍ブームについて文化通信社の星野渉氏の講演がありました。シュリンクする出版界にとって黒船か救世主かというような、なにかとかまびすしい電子書籍の話題ですが、要点をついた話と関連データを細かく数字で示され、現在の状況がよくわかりました。

 いくつか取り上げますと、①日本の現在の電子書籍市場574億円(出版業界は2兆円市場) の91%が携帯コンテンツで、そのほとんどがコミックである。②これは日本の特殊事情、ちなみに41jznpzzzrl__aa115_先行しているといわれる米国の電子書籍市場はまだたかだか200億円程度である。③前回紹介した『もしドラ』は130万部出たが、そのうち電子書籍分は8万部で単行本では最高である。④Ipadの出現で日本でも雑誌の電子化が鍵となる。⑤それでもIpadの普及台数は20万台、デバイスが1000万台を超えないと本格化しない。だから日本の電子書籍市場はまだまだこれからである。
 なるほどですね。

 

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2010年10月11日 (月)

百七話 「もしドラ」

 今、またドラッカーブームである。ユニクロの柳井社長が愛読書として、紹介したからかもしれないし、リーマンショック後の日本は経済、政治ともに低迷し、その深い混迷と先行き不透明感から原点回帰で教科書として見直されているからかもしれません。でも、間違いなくブームの火をさらに大きな炎にしてしまったのは、すでに100万部売れたという『もし高校野球部の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海、ダイアモンド社)です。「もしドラ」が流行語となりました。

 それにしても、よくできた本です。人気漫画家が飾る今風アニメの主人公の表紙51xggdrt0ql__bo2204203200_pisitbsti の絵とドラッカーがどうつながるのかと思わせますが、中身は紛れもなくドラッカーの「マネジメント」です。ドラッカーの読者なら、この本の企画に「なるほど、こんな手もあったか」と唸らずにはおれないでしょう。もしかしたら、経営者やコンサルタントではなく、ドラッカーは日本の高校生、大学生から読むべきかもしれないとさえ思ってしまいます。

 5年前にドラッカーは96歳で亡くなりましたが、その5年前にNHKの番組でインタビューを受け、次のように語っていました。「現在は転換期のまっただ中であり、あと10年から20年は続く」と。当時、ドラッカーでさえ今日の急速な中国の台頭やリーマンショックは予想していなかったでしょう。そう考えると、この転換期はまだまだ続きそうです。しかし、次のようにもメッセージを我々に送ってくれています。「しかし転換期を恐れることはない。チャンスと捉えることだ。座して敗北を待つな、自らを革新せよ」と。もしかしたら、この言葉を一番理解するのは高校生かもしれません。

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2010年10月 4日 (月)

百六話 働くイタリア人

 われわれ日本人は、自分たちのことを仕事にまじめに取組み、世界でもっとも長時間働く人種と思っています。ある面、概ね間違いないのでしょうが、どうも世間知らずの感も否めないようです。
 そのことについての一つが、日本人で唯一フェラーリをデザインした奥山清行氏の「フェラ ーリと鉄瓶」(PHP文庫) に載っています。われわれはイタリア人を昼は2時間ぐらい休憩してワ41ttqhlscgl__bo2204203200_pisitbstiインを飲み、午後は直ぐに帰ってしまうとを思っていますが、どうも違うらしい。「韓国、フランス、ドイツ、アメリカ、イタリア、中国、トルコの人たちと仕事をしたことがありますが、全部を比較してもイタリア人が一番効率よく働くといえます。正直なところ、日本人は比較になりません。」と言っています。そして、日本人は5時から8時くらいまでの残業時間帯に効率がもっともよくなりますが、イタリア人はその日本人の5時から8時のパワーで一日中働くとしています。ただし、残業はしない、と。驚きです。
 同様に海外勤務の多い関与先等の話しを聞くと、イタリア以外にも、米国のホワイトカラーもよく働きますし、中国のホワイトカラーもそうです。勿論、誰でもではないでしょうが、世界の現実をわれわれは結構、知らないといえそうです。

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