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2011年4月14日 (木)

百二十話 リーダーシップ その2

 「地域の要望を尊重する」「全国民の英知を結集する」「未来志向の復興を目指す」と、菅首相が記者会見で述べていました。復興計画の「三つの原則」だそうです。なんでしょう、これは。この未曾有の震災にあって、責任の所在を示すリーダーが本当にいません。「原則」とは、いわばガイドラインです。ガイドラインには責任がありません。リーダーは責任を語らないと存在の意義がありません。無茶は言いますが、たたきあげの中小企業の経営者などはそこのところをけっしてはずしません。どうして、このような発言になったのでしょう。一つは、たぶん現状では不確定なことが多すぎるからです。被害規模も、原発の先行きもつかめていないのでしょう。だから「言ったはすぐ修正」が怖いのです。でも、だからこそリーダーは目指すところ、向かうべきゴールを示さないとなりません。でないと国民は落ち込み、現場は混乱します。この場合ゴールとは、いつまでに、どのような姿にしようということです。そこには責任が貼りついています。勿論、未曾有の事態に確かなことが言えるはずはありません。「復興構想会議で専門化が議論しまとめた工程表にもとずいて、3ヵ月後に修正し、より具体化する」と、つけ加えておけば良いのです。そのような、企業家なら当たり前と言うべき、リーダーとしての目標設定の基本スキルに欠けているのは、ブレーンが弱いからでしょう。それが二つ目の理由です。こういうときは、ブレーンの人脈が大事です。専門的な知恵を貸してくれます。でも、いざという時に助けてくれる有能P4140172_2な人脈はすぐにはできません。普段から地道な努力の積み重ねがものを言います。

本日、姫路の関与先に行きましたが、「本来なら花見のシーズンで、姫路城が賑わうのがさっ ぱりです」と嘆いておられました。自粛ばかりでは、経済がシュリンクしまいます。ただいま姫路は穴場ですよ。写真は弊社の近く、梅田スカイシティの桜です。

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