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2011年9月

2011年9月18日 (日)

百三十七話 下町ロケット

 この本を薦めたのは高専でロボコンをしている息子ですが、池井戸潤「下町ロケット」(小学館)はなるほど文句なしに面白い。さすが直木賞受賞作です。一気に読んでしまいました。
 それにしても、中小企業のことがよくわかってらっしゃる。もと銀行員の著者だけのことはあります。
 ここに登場する大手企業は、そのネームバリューとは裏腹にまるでスターウォーズの帝國510yamtpezl__sl500_aa300_ 軍のように弱者に容赦ない悪の権化として描かれていますが、現実、当たらずとも遠からずというところでしょうか。中小企業の経営者の方が読めば、ずっと「うん、うん」と頷かれていることでしょう。
 この本に書かれている中小企業を取り巻く状況はそれほどフィクションではありません。会社に力があればあるで、現在の会社はいろいろと厄介な決断を迫られる事象に晒されているといえ、ますますその傾向は増しています。会社を長く続けることは大変ですが、この本から、小さい会社もいろいろな意味で面白い時代であることがよくわかるのではないでしょうか。。
 中小企業は不況と言えども、なかなか人材が思うように集まらないのですが、就職を考える若者もこの本を読んで少しは、大企業思考一辺倒に疑問符がつけばと思います。

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2011年9月 9日 (金)

百三十六話 今年の講演会

 毎年9月を中心に、私どもグループの関与先さまをお招きして講演会と親睦会を行っております。今年は9月27日にウェスティンホテルにて開催で、すでに100名を超えるお申し込みをいただいています。

 講演会には税理士の尾崎三郎先生にお願いしています。尾崎先生は熊本局税局長もされPhoto_2著書も多数出されていて、わが国の資産税の第一人者とい4120irjrayl__aa115__251umyvbtbjl__aa115_える方です。現在もたぶん復活した政府税調などで何かとお忙しいのではないかと思いますが、快く引き受けて頂きました。講演内容は資産税にまつわる話となるでしょうが、非常に様々な情報をお持ちで、税制はもちろん、政治、経済についても造詣が深く、ふだんはニュースの裏を聴かせてもらっています。講演会ではどこまでレクチュア頂けるかわかりませんが、おそらく他では聞けない話題満載のことになると期待しています。

 また、モンシュシュさんのご協力にて、昨年たいへん好評を頂いた堂島ロールをメインとしたケーキのブースを今年も予定しております。もともと堂島ロールは新地のクラブで売れたのがPhoto_3きっかけとあって、あっさりとした上品な甘みはお酒にも合うようです。昨年も随分とビールや水割り片手に堂島ロールを頬張る社長さん方を目撃しております。

 そのほか、今年も関与先様からお土産(毎年、重くて申し訳ありませんが)用の商品の提供をたくさん頂いています。また、懇親会では突然の商品の紹介やステージでの挨拶があったりと予定外のこともあるかもしれません。有難いかぎりです。年1回の交流を大切にしたいと思います。企業を取り巻く状況はかんばしくありませんが、元気ぐらいは持ち帰っていただけると思います。

9月27日の「新高石会」定員まで、まだ少し枠があるようです。お時間のある方は是非、お越しください。

 

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2011年9月 1日 (木)

百三十五話 通貨を知れば

 エコノミストの浜矩子氏によると、貨幣に足が生えて通貨になり、いまはその通貨に「金融」と「信用」という2枚の翼が生えているらしい。かっての「お足」が飛び回るようになって、いろいろと問題をひきおこすようだ。41hdkxsxgl__bo2204203200_pisitbstic
 氏の最新の著「『通貨』を知れば世界が読める」(PHPビジネス新書)はそのように複雑になった通貨問題を実にわかりやすく解説していて、1日で読めてしまう本です。こんなにわかりやすく通貨を説いた本はないに違いありません。「ツケの福袋化」「隠れ基軸通貨」「ラインの黄金の呪い」と、興味をそそるキーワードが連続して出てくるのも、読ませる理由の一つです。
 残念ながら著書によれば、為替は1ドル=50円へ向かっているらしい。「まさか」ではあるけれども、そういえば、リーマン・ショック、ギリシャ危機、中東の民主化ドミノ、大震災と、まさに「まさか」の連続でした。ならば、もし1ドル=50円が必然としても、すぐに来れば円高を活かすすべがある大手と違って、中小製造業はなすすべがありません。せめて、時間を掛けてもらいたいものです。それが政治の役割というものでしょう。
 それにしても、円はわれわれが思う以上に、影響力が大きくなってしまった通貨らしい。知らぬ間に他国の経済を混乱させ、政権の転覆まではかっているようです。そろそろ、張本人といえる(少なくともそう見られている)われわれも自覚をしないといけないようです。

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