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2012年6月

2012年6月30日 (土)

百七十六話 古いしくみ

 AIJ問題をきっかけに、ようやく厚生年金基金の制度改訂に向けて動き出しました。厚労省の有識者会議で、巨額の債務を抱える基金の解散等における条件のガードを下げ、やりやすくするものです。代行部分の国への返済や加盟企業の債務責任を緩和します。
 そもそも、中小企業が行っている総合型基金なるものは、天下り先の確保としか思えない欠陥制度であり、バブル崩壊以前の経済環境が前提の古い制度といえます。それをいまだに、亡霊のように引き摺っていたのでは、前へ進めません。
 代行部分の国への返済を緩和するとは免除することですが、その分の穴埋めは、厚生年金等でカバーしないとなりません。つまり我々が負担することになります。でも、このような古い制度は将来を考えれば、かたづけてしまうべきと思います。そのかわり、基金の恩恵を受けるOB等にも痛みを分かち合ってもらわないとなりません。そこになかなか踏み込めないでしょうが、明確にすべきです。厚労省も責任をとって痛みを分かち合えば良いのです。そうして既得権に踏み込むべきです。

P1000282前にも紹介しましたが、フィレンツエで働く電気自動車です。オールプラスチックです。このクルマはAIXAM(エクサム)というフランスのメーカーによるものです。フランスには信じがたい 不思議な制度があって、恐ろしいことに無免許で乗れる小型車クラスがあり、AIXAMはそんなクルマに特化しています。400CCとかのエンジン車もあり、どういうわけか日本のクボタのエンジンが載っていたりします。世界はわれわれの知らないところで動いていますね。

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2012年6月24日 (日)

百七十五話 白い猫、黒い猫

 「白い猫でも黒い猫でも、鼠を捕る猫はいい猫だ」というのは、中国改革開放政策を進めた鄧小平の有名な言葉ですが、最近、企業誘致にやきもきする日本の地方都市でも同様の言葉が聴かれます。国内メーカー勢の液晶TVの縮小により、シャープも撤退かといわれた堺市の工場も、鴻海精密工業の資本参加により、別会社で生き残る方向が決まり、堺市の誘致担当者から思わず漏れた言葉だそうです。「白い猫でも黒い猫でも構わない」つまり、外資だろうが、国内資本だろうが、どんな企業でも堺で工場をするなら歓迎だというわけです。

 グローバルのお陰で、ヒト・モノ・カネ・情報の比較によって、工場の立地が決まる時代になってしまいました。日本の優位性を活かすには、ヒトとモノが今のところ鍵といえます。
 モノつまりインフラの優位性は、まだまだ高いでしょう。非常に質の高い電気もこれまでは「うり」でした。値段は高いは、電力制限があるわでは、勝ち目はありません。政府に期待はできませんが、電気の長期政策は早急に必要です。
 ヒトは、質の高さと賃金とのバランスが競争力です。これからは、そういう見方が必要です。日本の労働力の質の高さは、まだまだ群を抜いています。特に現場職はそうです。組織貢献のレベルは他国に見当たりません。それを活かすには、賃金とバランスさせないとなりません。組織の安定に年功は必要ですが、賃金とはもう完全に切り離さないとなりません。そういう時代になりました。

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2012年6月16日 (土)

百七十四話 空飛ぶドクター

 毎年秋に行っています、わたしどもグループの関与先さまの親睦会と講演会を今年も9月14日(金)に行います。今年の講演は、本邦初の海外ツアー等に同行するドクターを専門にされている医学博士坂本泰樹先生です。
 一時、エコノミー症候群が話題になりましたが、「機内にどなたか、お医者様はいませんか?」というのは、映画やドラマによくあるシーンです。グローバル経済、円高等で海外出張があたりまえとなりましたし、高齢者対象のツアーも多くなり、海外の旅先での急病など結構増えているとか。確かに、海外ツアーなどにドクターが同行してくれるというのは、何よりも安心です。41brc8wvhal__ss500_ 外国で医者に診てもらうにしても、言葉が通じないというのは不安の極みに違いありません。その国の病院に行くともなれば、まず、何をされるか、幾ら掛かるかと思ってしまいます。そんな時にツアーに専門の医師がいて、初診をしてくれる、付き添ってくれるというのは、何より有難いというほかないでしょう。これから、少々値段は上がっても、ドクター同行の長期海外ツアーが増えることでしょう。
 講演では、坂本先生が同行された実際のエピソードや海外の医療事情、高齢化にともなう日本の医療問題など、「空飛ぶドクター」という、なじみのない、ちょっと違った視点で語っていただく予定です。わたしも他人事ではなくなってきました。面白い話が聞けそうですね。

古くから贔屓させて頂いています、桂雀三郎さんの独演会が天満天神繁盛亭で7月23日に開催されます。昨秋のサンケイホールでの独演会を久しぶりに聴かせてもらいましたが、すっ、と違う世界へ連れて行ってしまう話Photo 芸は、また一段と研ぎ澄まされたものになっていて、感服しました。「落語のように、一人で物語の演者を使い分け、人を笑わせるという芸は外国にもなく、日本独自のものではないですか」と、関与先の社長さんが言われてましたが、その通りと思います。あんなことが会社でできれば、社員のモチベーションも簡単に上がってしまいそうですが。あやかりたいものです。23日愉しみです。

Photo本日6/21Photo_2の日経2面に、澤上篤人さんのヒット作「やっぱり!インフレがやってくる」と並んで、わたしの「やっぱり!人  事が大事」の広告が載っています。「やっぱり!」シリーズ?定着してほしいですね。

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2012年6月10日 (日)

百七十三話 課題図書

 少し前に、出版社から弊著「一人前社員の新ルール」が「500冊ほどまとめて注文が入りましたよ」との連絡がありました。顧客からのオーダー専門の取次ぎ店からの依頼だそうです。嬉しい話PhotoPhoto_2です。どこかの中堅、大手が新入社員や新人クラスに配布したのでしょうか。
  先日も関与先から、この「一人前・・・」を昇格試験の指定図書にと依頼がありました。見出しごとに読めるなど、使いやすいようです。
 弊著もときどきこのように社内活用をしていただいています。書き手にとっては「それなら、また書かなくては」と刺激になります。
 以 前には、わたしの少し風変わりな絵本「ぜ んまい仕掛けのトリケラトプス」が、関与先2社から感想文を書く課題図書となりました。あとで、その感想文を読ましてもらいましたが、「なるほど、こういう見方があったか」と、1aとても参考になりました。有難いですね。
 弊著を課題等ににされた折には、何卒ご一報下さい。感想文などは、是非読ませて欲しいですね。

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2012年6月 3日 (日)

百七十二話 パイの配分

   日本の人事制度のトレンドは成果主義以降、成果主義の修正は謳われているも のの、明解で新しいトレンドを生むような考え方は出てきていません。日本の人事制度は立ち止まって逡巡しているようにみえます。
 そもそも、これまでの人事制度は「配分」の仕方のことばかりだったと言えます。○○主義や○○賃金制度とは言い換えると、「配分」の思想を変えるものといえます。社員のモチベーションはパイの再配分をいくら粉ね繰り回しても限界があることを多くの書物も教えてくれています。
 日本が成果主義の是非で揺れている間に、欧米の人事制度は「パイの配分」から、「パイの拡大」へ目を向けてきました。欧米の人事のトレンドは二つのことを示唆しています。一つは、「パイの拡大」、つまり業績の向上こそが人事の重箱の隅から開放してくれること。もう一つは、同時に「パイの拡大」に人事制度が多いに寄与できることです。
 早晩、日本の人事制度のトレンドも、この二つのことを軸に動き出してくることでしょう。

日本は電気の事情でエコの風も弱まり、電気自動車も落ち着いてしまった感がありますが、イタリアでは電気自動P1000258車が確実にP1000282社会に定着していると元ラリードライバーの高岡祥郎さんが書いていました。確かにフィレP1000281ンツェでも電気自動車(たぶん)を見かけましたし、中心部への乗り入れ規制の対象外になっている話しを聞きました。写真上左;電気自動車と思われる可愛いクルマ2台、写真 上右;違法駐車はやはり持っていかれる。
フィレンツェは革製品の街です。プラダも革製品から始まりました。ちょっとMg_0247ユニP1000278ークな小物をと思い、手作りの革製品の店へ寄りました。出てきた店主は、ピノキオをつくったぜペットおじいさんは、きっとこんな人だったと思わせる職人さんでした。一つひとつにその場で、フィレンツェ市のマークと購入者のネ ームを焼き印してくれます。この店にも美人の日本人女性が助手として働いていました。お陰でややこしい注文に応じてくれることができました。

  

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