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2012年12月 9日 (日)

百九十九話 新卒定着率

 厚生労働省が毎年発表する新卒3年目の離職率を見ると、よくいわれる通り平均して3人に一人、つまりおおよそ3割というラインは、この10年ほとんど変わっていないように見えます。不況で買い手市場といわれるこのところの雇用情勢とはあまり関係なく、辞める人は辞めるようです。入社したての新人のアンケートを見ると、「長期で勤めたい」回答は増加の傾向にありますが、実際に働いてみると「やはり違う」ということでしょうか。勤める側も「働くものさし」が変わってしまったのは確かなようですが、もう数年統計を追っかける必要がありそうです。
 また3割というのも平均ですから、もう少し詳しいデータが必要です。そこで厚生労働省もようやく職種別新卒離職率の情報開示に踏み切りました。それによると、サービス業は軒並み悪く、大卒3年後で、製造業が15.6%、卸売業が26.8に対して、教育・学習支援が48.8、宿泊・飲食サービスが48.5、医療・福祉が38.6となっています。職種によって随分と開きはあります。規模別にも差があり、中小企業では大卒3年後の平均が4割くらいになりますから、職種とあわせると離職率も大きな幅があるわけです。中小のサービス業は定着率を僅かでも上げることができれば、すぐに優位に立てることでしょう。そのキイは、労働時間、教育、キャリアアップそれとコミュニケーションと思われます。
 

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