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2013年6月23日 (日)

二百二十七話 急成長する会社の賃金制度

 私どもに相談に来られる一つのパターンに、「急激に人が増えている中小企業」があります。業績がどんどん伸びていて、人手がおっつかないというわけです。そこで、即戦力の補充となり、中途採用を行います。
 よくある問題は、中途採用者の賃金のバラツキにくわえて、中途採用者と勤続の比較的長い社員とのバラツキです。バラツキというのは、仕事と賃金のバランスのことです。同じ程度の仕事で同じくらいの賃金なら問題になりませんが、人によってその差が大きくなると、とうぜん不平不満のもととなります。
 中小企業の多くはとくに制度を持たない会社でも、大手と違い、もともとそれほど年功ではありません。何らかでトップの評価が入っていたりします。ただ、明確でないだけです。そのために、各階層にわたって中途採用者が急激に増加するような場合には不信につながりかちです。
 そこで、エイヤッ!型の賃金決定から、体系化を進めることとなります。ただし、もはや年功には戻りません。社員の念頭にあるのも仕事と賃金が適切かですし、会社が求めるのも仕事と賃金のバランスです。その場合に検討する体系は、正攻法からいえば仕事と能力を軸とする等級制度に基づく職能給や実力給などの賃金体系です。よくご相談の社長さん等から、「やっぱり等級制度ですか」と言われたりしますが、やはり合理的なしくみといえます。

Photo月3日(水)にセミナーを行います。場所は、梅田阪急グランドビル19階 関西文化サロン、時間は14:00~16:30です。テーマは大きく二つです。一つは事業の継承と税制に関わるヒント、もう一つは、成長する東南アジアなどに販路を持ちたい、パートナーを捜したい会社へのヒントです。どちらも事例を交えての解説となります。関心のある方は是非どうぞ。

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