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2014年1月

2014年1月26日 (日)

二百五十七話 賃上げ速報

 専門調査機関による主要大手の賃上見通しは、6413円、2.07%(労務行政研究所)となっています(労使、専門家からのアンケート集計)。厚生労働省の昨年実績の集計が5478円、1.80%ですから、およそ1000円程度、率にして0.3%くらいのベアが予測できます。但し、経営側へのアンケート調査で、ベア実施しない53.4%、実施する16.1%ですから、ベア1000円もまだまだ不確定といえそうです。
 連合の中小企業への方針は、定昇ベア込5000円ですが、組合のある中小企業で現在の執行委員などはほとんどベアの経験がないでしょう。ベアの説明ができなければ説得力がありません。組合のある中小企業の賃上げは、今年は様子見になるところが多いのではないでしょうか。

「からだに効かないおいしい野菜ジュース
 日本の飲料は1年間に2000種類ほどが、新しくなっているとのこと。そんな国は他に無く、外国人がびっくりするようです。夕べ、トマトが苦手な我が家の受験生の息子が、カゴメの野菜ジュースを飲みながら、面白いことをつぶやいていました。「これは、飲みやすくて美味しいい」と言っていると思ったら、「でも、もう少しまずい方がからだに効きそうだ」と続けています。日本の消費者は、贅沢でとても厳しい。これでまたメーカーはアレンジした商品を出してくるのでしょうね。

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2014年1月19日 (日)

二百五十六話 401K運用利回り

 中小企業の退職金積立制度だった適格年金が24年3月末に廃止となった折に、関与先においても確定拠出型退職金の日本版401kに移行した企業も少なからずありました。401Kについては、はなから対象外、関心なしという会社と積極的に検討しようという会社にはっきり二つに別れたといえます。利息がほとんどつかない時代に、5.5%という法外な利回りを約束していた会社にとっては、会社が利回りのリスクを考慮しなくて良い401Kへの乗り換えは福音だったに違いありません。
 そんな401Kも、リーマンショックで評判ガタ落ちというところでしたが、ここへ来て復調し始めています。日経によれば、格付投資情報センターの調査で設定時からの運用利回りが昨年9月末で平均3..54%と、1%の利息が付けば御の字というときに結構な数字を出しているとのころです。但し、その内訳はおよそ4割が利回り1%未満で、10%以上の高利回り者がおよそ1割という大きなバラつきの中の平均なのです。401Kには元本保証のノーリスク低利回り商品が義務付けられていて、大半の人が「とりあえず」そこに投資し、そのままになっているのが現状で、積極運用派はまだまだ少数というわけです。思い切って401Kを選択した企業と従業員のためにも、政府はうやむやにせず、この久々の好環境が続いている間にもっと使い勝手を良くする努力をして欲しいものです。

写真は、サントリーとサーモスという水筒メーカーが開発し、セブンネットショップで扱っている、「ドロップ」という商品です。カプセルに入ったコーヒーやジュースとそれににお湯を注いで飲む保温カップとのセットのことですが、専用Photo カプセルをカップの持ち手を上げてクラッシュさせ、濃縮された液をドロップさせるのがウリです。クラッシュ感はちょっとくせになります。指定のセブンイレブンで支払って受け取るのがどんなものかと思ってたまたまこれを購入しましたが、クレジットを使わず、配達時に居る必要もないのでなかなか便利ですね。コンビニ受取り、独り住まいのビジネスパーソンなどには重宝しそうです

1月17日が近づくとやはり思い出します。自宅で罹災した神戸の震災は、いつになってもついこの間のような感覚です。建物やインフラはもはや跡形もなく見事にきれいになったのですが。記憶に残る映画のような光景はいまだに本当だったのかと思うくらい凄まじいもので、一向にきれいになりません。しかも、地図の上に線が引かれたごとく何事もなかったような大阪との落差が強烈でした。どんなに努力し工夫してもその場に居なければ伝わらないものがあることを教えてもくれましたが。それにしても、その年に生まれた一番下の息子が今日はセンター試験です。あれから、もう19年もたっていることを教えてくれるのは子供だけかもしれません。

 

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2014年1月13日 (月)

二百五十五話 「賃上げ」のゆくえ

 年が明けて、当面の4月新年度までの注視すべき話題は、なんといっても消費税駆け込み需要と「賃上げ」です。とりわけ「賃上げ」にスポットが当たるなどというのは、何年ぶりでしょうか。しかも保守政党政権が賃上げを主導するなどというのは前代未聞です。第一次オイルショック時の狂乱物価の悪循環を労組が賃上げ要求の抑制で回避したときのまさに逆張りといえます。そのときの記憶もあって、トヨタなどの大手企業はベアに前向きです。これから本格化する春闘交渉ですが、目が離せません。
 リーディングの旗印としての大手メーカー等はともかくとして、著名な販売業やサービス業にも前向きなところがあります。が、どこまで拡がるかは注視する必要があるでしょう。ここは中小企業に直接影響すると思われるからです。中小企業はまだベアなどできる状況では到底ありませんが、大手・中堅と較べてあまり賃金水準に格差がついてしまうと人材が採れず、また流出も起こりかねません。
 このようなことから、今年、とくに4月以降、中小企業は自社の賃金水準をこの20年間でもっとも意識せざる得なくなるでしょう。昇給ではなく、水準をです。そしてまた、自社の賃金水準がそこそこなのか、低いのか、高いのか、それが確認できるように賃金制度の整備が進むことになるでしょう。賃金制度が整っていても、それが見えない制度は見直さなくてはならなくなるはずです。

 真はキリンビールがコンビニ向けに開発した戦略商品です。これまでは、大手ビール会社が 、わざわざコンビニ向けだけに手間とコストのかかる新商品を開発するなど、到底考えられませんでしPhoto_2た。コンビニがそれだけの影響力を持つようになったこともさることながら、大手企業も横綱相撲一辺倒ではなく、小回りを利かしてくるようになりました。この業界も変化が激しいですね。このビール美味しいのですが、いつまであることやら。

 

 

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2014年1月 4日 (土)

二百五十四話 ルールづくり

 お正月の番組で池上彰さんが、TPPの話の中で日本人はルールづくりが下手と話していました。たとえば、スキーのジャンプ競技がそうで、日本人が勝ち続けると欧米はルールを変更してくる。そのルールのもとで、頑張り、再び勝ちだすとまたルールが変更される。日本人は決められたルールの下で工夫し、努力して力を発揮するのは得意だがルール自体をつくり出すのは苦手というのです。
 それとは逆に、ユニクロのロゴなどのトータルデザインやセブンイレブンのデザインコンセプトなどを手がけたデザインプロデューサーの佐藤可士和さんによると、日本人はもともとルールづくりが上手いといっています。その代表例が千利休で、武家の世界にまったく新しい「茶道」というルールを持ち込み、つくりあげたというのです。そういえば、権力の頂点にあった武士を手水鉢に「つくばい」という名をつけてつくばわせ、茶室に入る「にじり口」では無理やり頭を下げさせるという、よく考えればとんでもないルールをさもそれらしく様式として持ち込んでいます。また、日本で飲料などは年間2000種類以上の新製品が出ているらしく、そんな国は他に無いとのことで、日本人はスクラッチ&ビルドに長けているというのです。確かに明治維新ではそれまでのルールをがらっと変えてしまい、平然と(勿論上べだけ見るとですが)新しいルールに馴染んで行きました。
 池上さんと可士和さんの話を合わせると、どうも日本人は内向けにはルールづくりが得意だけれども、グローバルになると途端にまったく苦手になってしまうという姿が浮かんできます。このことから、今年はそれを変えられるかというところに注目したいと思います。その最初の大きな試金石がTPPでしょうが、逃げずに入り込み、粘り強い交渉を行い、日本がイニシアティブを取って、新しいルールづくりができるかどうかです。

新年おめでとうございます。今年はどこも同じような長い冬休みと景気回復のムード、それに好天気が加わって、初詣Et2014はいずこも例年以上の人だったようです。我が家は最後の受験生を抱えていて、比較的空いている神戸北野の天神さんへ。参拝の人たちも心なしか明るい表情の人が多いように見えますし、山の上から神戸港を見渡すと船の数が随分と増えたようで、なんだか活況が感じられます。やはり、なにはともあれまずは景気が大事ですね。

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