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2014年9月

2014年9月29日 (月)

二百八十二話 すかいらーくの賃金制度

 外食産業は人手不足で、パート・アルバイトの囲い込みでたいへんです。外食大手のすかいらーくはパート・アルバイトの賃金体系を見直し、評価ポイントによって時給を昇給する制度へ移行します。これまでは、職務給型の7段階のポストで階層化された体系でした。そのポストに就けば上がるしくみですが、明確な反面、先輩等が退職してポストが空かないかぎり、そのポストに上がれず、したがって実際にはなかなか昇給のチャンスがないというものでした。
 新制度では、ポストを3つに減らし、具体的な行動評価などでポイントを獲得して、同ポストにあっても、ポインントの累積によって、時給を上げられるようになります。評価される行動とは、するべき行動に自分で気が付き、対応したなどで、それを店長が評価し、ポイントが付与されることになっています。ポストと違って、自助努力で時給を上げられるため、モチベーションアップにつながるという判断です。
 当然、これまでより人件費はアップしますが、やる気のアップと人材の確保の点で、なかなかうまい制度のように思われます。鍵は店長がする評価が的確かどうかになります。あの人はポイントが付いたのに同じことをして私には付与されないというような不公平がないようにしないと、上手く行かないでしょう。逆効果になりかねません。これまで以上に、店長の差、つまりマネジメント力で店舗の人材を確保できるかどうかが決まりそうです。

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2014年9月21日 (日)

二百八十一話 秋の賃上げ

 10月より最低賃金が引き上げられます。大阪府はなんと19円も上がり、838円になります。これは2..3%もの賃上げで、春闘の大手平均より高い水準です。円安で材料は上がり、消費税は上がり、パート社員の人件費も上がるとなると、中小企業はたまりません。悲鳴を上げているところが多いでしょう。しかも、パート社員の賃金ががると、103万円の配偶者控除の壁など、時間調整する者もでてきます。すると、穴埋めに人を雇わないとならなくなり、また負担増となったりします。
 メインの対応策は一つしかありません。値上げなのですが、賃金と同じで長いデフレに慣れてしまったおかげで、このところ上げた経験がなく、上げ方がわからないところも多いようです。体力のあるプライスリーダーはすぐに上げずに、競合が消耗するのを待っているかもしれないなどと考えて様子を見てしまい、なかなか値上げに踏み切れません。
 けれども、上げられるときに上げておかないと、上げる時がなくなってしまいます。そろそろ良い時期という企業が多いのではないでしょうか。

グループ親睦会の写真があがってきました。大塚食品さんのワインはさすがにハイペースでなくなりました。堂島ロールもワインと合うのか、売れ行きが早かったみたいです。ソイジョイもポケットに詰め込んで持って帰P1050135P1050098P1050105P1050106る人が多かったようですね。※写真左より、①大塚家具さんの高反発マットの紹介。②ダンス夢工房の岡先生と高宮先生。③三和建設の森本社長の自著紹介。④研修風景。⑤⑥大塚製薬さんのブース。⑦モンシェールさんの堂島ロールブース。⑧大塚食品さんの「リッジ」ワイン。P1050162P1050164P1050174P1050177















 

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2014年9月15日 (月)

二百八十話 今年の親睦会①

 わたしどもグループの今年の親睦会「新高石会」を12日に梅田スカイビルの最上階で開Photo_2Photo催しました。今年は、ちょっと変わった趣向で、第一部の講演会はPhoto_3「ワインの手ほどき」と「ダンスの手ほどき」という構成でスタート。ワインは大塚食品ワイン事業部ワインアドバイザーの立花峰夫さまに基礎知識とマナーの1_23わりを講演頂きました。高級レストランでのワインの頼み方、値段のめやすなど、わたしどもには機会がなさそうですが、お越しの社長さん方には参考になったのではないでしょうか。第二部の懇親会では大塚食品カリフォルニアのワイナリーの高級ワイン「リッジ」赤と白が10本ふるまわれ、「さすがに美味しい」と直ぐになくなってしまいました(洞爺湖サミットに出されたワインで1本7800円とか。美味しいはずです)。
 ダンスの方は、わたしどものビルの2階でダンス夢工房を主催されている、岡卓示先生と高宮生枝先生による実演レッスンでした。イケメンと美女のペアによる迫力ある踊りに、皆さん釘づけでしたが、ダンスの基本姿勢や歩き方からの普段でも使えるレクチュアにおおいに納得もされていました。岡先生の何とも言えない甘い喋りと説得力のある理論を聞くとファンの多いことがなるほどと頷けます。あとで、「もう少し聴きたかった」というお言葉を何人もの方から頂戴しました。いつものビジネスライクからはちょっと離れながら、それでいて役にたつ話という設定がとても良かったようです。嬉しい評価ですが、講演会のハードルが上がってしまいました。(後半に続く)

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2014年9月 7日 (日)

二百七十九話 ロボットスーツ

 企業を取り巻く環境は、明日はどうなっているかわからない、現在はまさに変化の激しい時代です。その中で、ほぼ確実に予測できることが幾つかあります。その一つが、人不足と高齢化です。当然、困っている企業がほとんどですが、逆手にとれば、大きなビジネスチャンスにもなります。
 港湾関係の会社の目下のあたま痛は、まさしく人不足と高齢化です。コンテナが到着すると、荷物を出して倉庫に収めたりしないとなりません。コンテナを使った輸送代は、コンテナ1台当たりで決まっているので、だいたいは中に無茶苦茶にぎっしり詰め込まれています。フォークリフトが使える荷物はわずかで、ほとんどが人の手作業となり、重労働です。若者は敬遠し、しかも、単価が安く、港湾独自の規制も影響していて、採算をとるには、高齢者に頼らざる得なくなります。お陰で担当する高齢者は皆、腰を痛めてしまいます。
 そこに目をつけたのが、ロボットスーツです。パナソニックの子会社で奈良にあるベンチャーのアクティブリンクという会社が、港湾大手の辰巳商会でテストをしながら開発を進めています。TVで紹介されていたのでは、腰の負担の補助に機能を絞って、モデル機をつくり、試行錯誤を重ねていました。1号機は重くて、動作が遅いと不評でしたが、改良された2号機は軽くなり、動きも良く、実用になりそうと好評でした。現在は7キロと軽く、50万円程度で販売のようです。港湾のこのような作業も、他に選択肢があれば、それとのコスト、利便性、生産性との競争となり、ロボットスーツなど絵に描いた餅です。でも、もはや高齢者に働いてもらうしか選択肢がないということで、映画「All you need is kill」でトムクルーズが着ていたようなロボットスーツが現実味を増してきたわけです。映画のそれも日本製という設定でしたが、ぜひとも日本企業に先行して欲しいものです。

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2014年9月 1日 (月)

二百七十八話 インターンシップ①

 学生などに企業が就業体験させるのをインターンシップといいます。インターンシップは大手が対象で、中小企業には無縁だと思っている方も多いと思いますが、そんなことはありません。先日も昨年弊グループの会で講演頂き、現在は大阪経済大学の就職担当をされている中島先生が来られて、数名の会社から実績があると言われていました。採用に困っているところなら、検討されても良いと思います。インターンシップに積極的な大学も多く、大学とのコネクションをつくるための一つの方法にもなり得ます。ただし、インターンシップをしたからといって、直接、採用につながるわけではありません。そこは心得ておく必要があります。
 中小企業で、毎年継続して人材を採用できるところはほとんどありません。とくに新卒はそうです。数年続けて採用できていたかと思うと、ピタッと必要がなくなったりします。5年以上、新人が入ってきていないという会社も実際には多いのではないでしょうか。
 そうすると、一番勤続の浅い下位の者は、自分より下がいない状態が何年も続くことになります。後輩がいないということは、指示する、教える、相談を受けることがほとんどないこととなり、モチベーションだけでなく、スキルレベルの向上も頭打ちになりかねません。
 とくに新卒で入社した社員は、自分がどれだけ伸びたか、比較して自分の力量を自覚するすべがなく、自分のポジションに不安を感じてしまい、最悪、離職の引き金となってしまう恐れがあります。そのような中で、自社の若手にインターンシップの指導を経験させるだけでも、問題はかなり解消されるはずです。

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