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2014年12月14日 (日)

百九十三話 中小企業の賞与

 大阪シティ信用金庫による大阪府下の中小企業(約1100社、うち約8割が20名以下)の調査では、この冬の賞与は平均で前年同期対比0.7%の微増です。大手の5%超からすると中小まで景気が行き渡っていないのがわかります。2年連続で一応増えていますが、水準はリーマン前にまだ戻っていませんし、支給できる企業割合も5割台で、リーマン前の7割台からすると依然ぱっとしない状況が伺えます。
 一人当りの金額は平均でおよそ27万4千円、うち運輸業が23万7千円(前期比0.29%増)と一番低くなっています。運輸業は人手不足にもかかわらず、賞与を上げられないという苦しい状況となっています。これまでの円安原油高を転嫁できていないからと思われます。これから、原油価額がどんどん下がるでしょうから、もう少し我慢すれば逆風も若干和らぎそうです。
 このクラスの中小企業が儲かり、給与・賞与が上ってこそ、全体の景気回復を実感できるのでしょう。大手もそろそろ下請にも儲けさせないと自分の首を絞めることになりかねません。原油も下がり、消費税の影響も薄らいで、4月の昇給がまずまずなら、来年は期待できそうに思うのですが。

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