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2015年1月18日 (日)

二百九十七話 竹中平蔵2015年基調講演

 年明けに証券会社主催で竹中平蔵氏の2015年基調講演を聴く機会がありました。竹中氏によると「リスク要因は多々あるが基調は悪くない。羊に羽を生やせば、翔ぶ年だ」だそうです。羽とは成長戦略のことで、柱は1)特区、2)コンセッション、3)法人税、4)年金基金改革の4つとのことでした。
 しかし、どれをとっても強力な岩盤規制、反対勢力の分野です。たとえば、コンセッションですが、国や地方が運営しているインフラの運営権を民間に払い下げるしくみのことで、今、仙台空港で始められています。民間事業の活性化には大きな効果を生みそうですし、海外の投資家からすると日本は官の資産が眠る宝の山だそですから、動き出せば金融市場にも影響がありそうです。他に関空など空港は進みそうですが、水道、高速道路はまだひと悶着あるでしょう。大阪市の下水道事業も方針をあげたものの議会の反対は大きそうです。デンマークのAPMという会社は、世界中の港湾68か所を請け負っているそうですが、日本ではまず進まないでしょう。強力な港湾の規制や組合に手を付けるところが出てくるとは思えません。
 選挙に大勝した強力な安倍政権が強固な岩盤を崩すことができなければ、失われた○年があと10年は続くことになりそうです。確かに穴は空きはじめていますが、岩盤の厚さを考えると、時間はそれほど多くないといえます。今年は成長戦略の4つの柱のゆくえに注目です。

神戸淡路の震災から早や20年ですが、あの時の光景を思い浮かべるとよくここまで復帰したものと思います。うちの子供も一番下が丁度20歳で当時を知らないのは当然ですが、上の二人もまったく覚えていません。「へえ、そうだったんだ」くらいです。当時の様子を知っている者とそうでない者とのギャップはあまりにも大きい。様子は知識として理解できるのでしょうが、何をどう説明してもあの感覚は伝わりません。したがって、肝心なことは「伝わらないもの」ということを理解しておくことが大事と思うようになりました。

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