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2015年2月 1日 (日)

二百九十九話 文学的表現

 今年経済の注目の一つのは、米国の利上げです。昨年にFRBのイエレン議長が答えた「相当な期間」が注目されました。市場はそれを「6カ月程度」と読み、その表現がいつ消えるかに注視していましたが、暮れの声明でFRBは「忍耐強く待つ」と応じたのす。原油価格のダウンなどの新たな要素が、出した声明をすぐに引っ込めるわけにはいかないFRBが体面を保持しつつ明言を避け、誤魔化すために立て続けに華麗な文学的な表現をとったというわけです。
 少し違いますが、株価や賃金相場に大きな影響を持つトヨタの豊田章男社長が同様に文学的表現を使っています。昨年度最高益を出したあと、15年3月期の利益予想を横ばいに留め、あえて先行投資に力を入れる、「意志を持った踊り場としたい」といっていました。はしゃぐことなく、気を抜くなのメッセージが強かったと思いますが、その後、秋には円安の進行で、今期も最高益なりそうと上方修正となり、折角の苦心した文学的表現も報われない?結果となってしまいました。影響力のある人は、言葉を選び、表現力も磨かないとならず、大変ということですね。

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