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2015年3月16日 (月)

三百五話 21世紀型社会

 社会学者の藤原和博さんが、みんな気が付いていないが、ある時を境に20世紀と21世紀とで線を引くようにはっきりと社会が変わったといっています。その境とは、1997年だそうです。97年までは、みんな一緒、あらかじめ用意された正解があって、そこへ真っ先に行くのが良しとされた20世紀型の成長社会でした。ところが、98年以降は、時代が変わり、価値観がひとり一人へシフト、決まった正解はなく、あるのはそれぞれの納得解だけ、情報も自ら編集する力が求められる21世紀型社会が始まったとしています。
 この指摘は会社の人事制度にもあてはまります。98年以降、成果主義が登場し、それまでの能力主義に変わって新しい価値観による新しい人事制度がトレンドとなると専門かも企業もみていました。ところが実際には、成果主義は各社に共通した新しい価値観、新しい方法論を提供するものではなく、多様化のはじまりだったわけです。つまり現在は、それぞれの企業がそれぞれの価値観を見出さねばならず、それに適した各社各様の人事制度を模索する時代なのです。そのような変化に社会全体がようやく気がつき始めたというのが本当ではないでしょうか。

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