« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »

2015年9月

2015年9月27日 (日)

二百三十三話 働き方と処遇の多様化

 スポーツ用品のアルペンの成功にならって、ユニクロが週休3日制を導入し、セブンイレブンがシニア採用と2時間勤務も可能な体制に踏み込んだり、吉野家が残業ゼロの時間制限社員を選択できるようになったり、すかいらーくが65歳定年制にするなど、サービスの現場は人材の確保にあの手この手で動いています。有効求人倍率が販売業で1.5倍前後、サービス業で2.5倍前後ですから、無理もないのですが、労働力人口が減少を続けるわけですから、これらが一時的な措置や一部の企業に終わるとも思われません。
 おそらく、これから企業が対処すべきことは、人材の確保のための対策なのですが、一方で働き方や処遇のあり方はもっと多様化するという前提で考えないとならないことでしょう。つまり、自社に相応しい働き方や処遇のあり方をもっと突き詰めて考える必要性に迫られていると思われます。
 これまで、採用から退職までの日本の人事制度は、極論すると製造業の制度でした。製造業にフィットした制度がすべてであるかのように、社会全体のコンセンサスとなった感は否めません。それがこれから目に見えて変わってくることでしょう。これからは、成果主義も年功も関係ありません。大切なのは、自社の業態や求める人材に合った働き方や処遇のあり方をはじめとする人事制度といえそうです。柔軟な仕組みでなければならないでしょうが、行きあたりばったりでは、もはや人は来てくれませんし、定着しないでしょう。

今日はお月見ですが、旧暦の8月15日で中国では中秋節、団子ではなく月餅を食べて祝うとのこと。神Img_1361戸元Img_1344Img_1343町の中華街では毎年、獅子舞が出て厄除けの踊りをしてくれます。それにしても中国から日本に来ると、月餅がシンプルな月見団子になり、派手で愛嬌のある獅Img_1362子舞が日本のシックなそれに。わかりやすい文化がとても複雑なものになってしまいます。やはり日本は独特な国のようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月20日 (日)

二百三十二話 第21回新高石会

 わたしどもの関与先様に年に一度、講演会と親睦会に越しいただく、新高石会を18日に梅田スカイビルで行いました。今年も経営者の方を中心に100名ほどの出席を頂き、賑やかな会となりました。 まずは、できたばかりの写真を数点ご紹介いたします。他の写真は写真班から入手次第、順次紹介、報告の予定です。
P1010174写真左上:メインの講演会。日本で唯一バイオのインクジェットプリンター技術を持つ、クラスターテクノロジー㈱社長の安達稔様に、「共創の時代」として中小企業が連携し、独自技術を開発、世界に発信し続けるP1010175P1010169意気を熱く語っていただきました。写真右上:京都の老舗手芸部品の植村㈱より植村雄太様には会社紹介を。商工会議所などから認定を受けた介護施設向けの「針を使わない刺繍」は好評でした。まPhotoた、親睦会では女性の参加者に手芸キットのくじ引きがあり、盛り上がりました。写真左下:スPhoto_2カイビルの積水ハウス梅田オペレーション㈱取締役増田和彦様にご挨拶頂きました。今年の司会は元朝日放送アナウンサーで義弟にあたる石原勝氏。写真右下:この回の発起人でもある日本電気機器㈱会長の天野隆司様に乾杯のご発声を頂戴しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月13日 (日)

二百三十一話 恐れるな!ドキドキして行け

 昨年放映されたNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で、カツオの一本釣りの若い二代目船長(漁労長)の話がありました。その船長の船はカツオの年間漁獲高でここ10年で4回の1位をとり、近年では常に上位を確保しています。けれども、その船長は、テキパキ指示・采配をするわけではありません。むしろ、口数が少なく、人を使うのは苦手に見えます。まったく、船長らしくない船長なのですが、乗組員からの信頼は厚く、誰も文句は言いませんし、船を降りることもありません。それどころか、その船に乗りたい漁師が大勢います。それは、その船に乗れば、この船長についていけば、カツオ漁は間違いないからに他なりません。また、常勝のチームなのですが、他の船と漁場を争うわけではありません。どうも、そういうのは苦手なようです。それで、常識とは違う、他の船が手を出さないような独自の漁場を捜しだし、カツオを独占する手法を取ります。したがって、そのために、最新の高価な機器を積み、使いこなしますし、乗組員が寝ている間もその機器を駆使して漁場の分析にあたります。よって、乗組員に「なんだかんだ言っても最後はカツオを確保しよる」と言わしめます。
 この船長を見ていると、リーダーシップは必要ですが、リーダーシップだけがすべてではないということがわかります。チームが成すべきことをするためには、いろいろな方法があるということです。リーダーシップはその一つに過ぎません。リTーダーはまず「やり繰りする力」を身につけるべきです。そのことを自著「人を使うのが上手な人のリーダーのワザ」で書きました。本に載せた7つの技法と77のtipsは、チームで仕事を成すために「やり繰りする」リーダーのための道具なのです。

 この二代目船長もはじめは長い間、カツオがまったく獲れませんでした。親父は名船長なのに、息子はだめだと揶揄され、船員も離れて行きます。自分でも俺は船長に向いていないのではと思い始めます。追い詰められますが、でも最後は開き直って自分のやり方を進め、光明を見出します。そのときに大事にしていた言葉があります。それが、本の最後の頁にも引用した「恐れるな!、ドキドキして行け」(番組では「怖がるな・・・)です。「自分は人を使う役目は向いていない」と思っている人もリーダーを任されたら、まずは「ダメでもともと」というつもりで思いっきりやって欲しいというのがわたしの思いです。本当に向いているかどうかは、案外わからなものなのです。

18日のスカイビルで行う弊グループの講演会・親睦会で、手芸パーツのイナズマ・ブランド植村㈱さんが自社の紹Img_1329介を行います。その植村(株)さんが11日、12日にマイドーム大阪で開催の手づくりフェアに出展されていました。売れ筋のがまぐち部品などの他に、格安の在庫セールもされていて、主婦などのお客さんが殺到です。大阪の光景ですね、素人にはとても、近づける状況ではありませんでした。この集客を見ると、年々縮んでいるといわれる手芸業界ですが、捨てたものではありません。どこの業界も同じで、やはり、ニーズの掘り起こし方のように思われます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年9月 6日 (日)

二百三十話 エシカル消費

 「人や環境、社会に配慮した買い物」をエシカル消費というらしい。エコ、ロハスなどの考え方をもっと拡げたようなものです。自然食品や環境に配慮した素材、動物実験しない製品開発、植樹に寄与する商品、途上国支援の商品、地元の素材を使った商品、河川の清掃をPRした商品など、大手企業は研究部門などをつくって、すでに積極的に取り組んでいます。消費者もかつては節約やボイコットなどで市民運動を展開したりするのが先を行くイメージだったのが、「良いものなら積極的に買う」のがカッコイイというように変わってきたようです。
 いずれにせよ、企業が消費者を選ぶのではなく、消費者が企業を選ぶ時代ということなのでしょう。
 同様のことは、社員にも言えて、新卒採用も会社が選んでいるように見えて、実は選ばれているのかもしれません。エシカルも一つの流行語でしょうが、就職活動の一環で学生は意外に知識があったりします。面接で「御社はエシカルな活動を何かされていますか?」という質問を逆にされて慌てないように、エシカルという言葉くらいは知っておいても良いでしょう。

写真はヨーロッパに旅行に行っていた妹から貰ったベルギーのお土産のチョコレートです。さすがにチョコの本Photo場で、日本のものとは少し違った味でとても美味しいのですが、ちょっと驚いたことがあります。写真のようなセットでプラスチックの透明のケースに入っているのですが、左端の紙の箱に何が入っているのかと愉しみに開けたら、空箱でした。完全に底上げです。日本ではこのようなものはないと思うのですが。まして大阪だと苦情殺到ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年8月 | トップページ | 2015年10月 »