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2016年2月14日 (日)

二百五十三話 同一労働同一賃金③

 米国の職務給は、同じ仕事なら同じ賃金という原則が社会に浸透しています。しかも、賃金に差をつけても良い場合の要件が法律で示されています。その要件とは、次の4つ(1)スキル、(2)努力、(3)責任、(4)就労環境における実質的な違いです。「勤続」は習熟の差として明らかなら、(1)スキルの違いとして認められることになりますし、先任権も認められています。ですが、男女、人種、国籍による賃金の格差は違法となります。また、年齢も違法です。同じ仕事なら同じ賃金を払わないとなりません。
 日本でもこのような要件を整備しようというのが政府の考えのようです。そのときに問題となるのが、年齢や家族構成を入れるかどうかでしょう。いわば、生活給的要素を持ち込むかどうかです。議論の焦点はここにあることを頭に入れておくべきです。
 わたしはこの要件がなんであれ整備されれば、ベースは職務給ではなく、職能給で良いと思っています。厳密にいえば、査定昇給を伴う職種別職能給です。将来、世界標準に合わせるために職務給に社会が移行するにしても、社会的にコンセンサスを得た職種別職能給という段階を通過するだろうと考えています。

仕事で京都のお客さんに伺ったついでに、近くにあるチョコレート専門店を覗いてきました。NHKのニュースで紹介されていたからです。カカオは獲れるが、発酵技術のないインドネシアに技術指導し、直接仕入れて販1売していると報じられていました。カカオから自分でチョコレートを作るキットがあるとも出ていましたので、娘にと購入しようと思っていたのですが、バレンタイン前でさすがに売り切れていました。今年はカカオが不作で当面入って来ないとか。それにしても、ここの生チョコはちょっと食べたことのない美味しさでしたね。価格もなかなかなものですが。
関与先の食品商社の社長さんから聞いた話では、品質の良いカカオはベルギーなど欧州に独占されているとのこと。インドネシアのカカオに頑張って欲しいですね。

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