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2016年6月16日 (木)

二百七十話 人事の用語①

 一般的にいって、賃金や人事がとっつきにくい理由の一つが、「使われる用語がわかりにくい」というものです。しかも、専門家や専門機関、企業等によっても意味、定義がまちまちだったりします。
 たとえば、「賃金」といえば、一般には月例給と賞与を含めていいますが、労働組合などでは賞与を除いた月例賃金のことを指すことが多いのです。これでは、はなしが通じなかったり、まったく違うものになりかねません。そこでときおり、用語の定義の解説を挿みたいと思います。
 来月あたりに、厚労省から今年の春闘の賃上げ結果が発表されるでしょうから、まず初めにややこしい「定昇」をとりあげておきます。「定昇」などは、ほんの数年前までは新聞等でも定義がバラバラでなんだかよくわからなかりませんでした。このところはだいぶ整ってきて、現在はほとんどのマスコミにおいて、「毎年(つまり、定期に)、原則全員対象にルールに則って行う昇給」という意味で概ね使われているはずです(それでも、企業や労組によって多少違いがありますが。)。そうすると、手当の増額や昇格・昇進時の昇給などは、不定期、随時で特定の人が対象ですから、定昇外昇給となるわけです。このことは、「わが社の定昇率は世間水準と比べてどのようなものか」といった場合に重要になります。自社の定昇率、定昇額をどのように定義しても構わないでしょうが、「定昇」に何が含まれ、何が含まれないか、世間一般の扱いを知っておくべきといえます。

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