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2016年6月 9日 (木)

二百六十九話 職務限定正社員

 少し前に地域限定正社員が話題になりましたが、このところ職務限定正社員制度なるものを設ける企業が増えています。従来は総合職に対して一般職と呼んでいた職群がこれにあたるといえますが、現在とりあげられているものは、パート社員から正社員にするための受け皿としてのものです。
 有期契約のパート社員を無期に転換した場合に、人不足のための囲い込みにはなりますが、総合職正社員にしたのでは担当する仕事に対して給与のバランスがとれません。パート社員のときと大きく給与を変えないで引き続き同様の仕事をしてもらい、長く雇用するには、職務を限定した正社員が向いています。同一労働同一賃金推進法制により総合職身分でありながら給与だけ低いというわけにはいきません。総合職に対して、給与はやや劣りますが、その分仕事が限定されている職務限定正社員が適切というわけです。この4月から制度を策定しただけで助成金の対象にもなり、導入企業が増加しています。
 このような動向は、非正規から正規へ、また賃金の底上げをはかろうとするものですが、もう一つの流れは、職務の明確化、職務契約型へのシフトです。日本の賃金は少しずつ、動きはじめています。

6月24日(金)15:00よりSMBC日興証券にて特別セミナーを開催します。540兆円もの運用資産を有し、日本株をImg15010兆円保有するといわれる、世界最大手の投資運用会社ブラックロックの資産運用担当者を招いて、激動する最近の世界情勢を解説して頂きます。最近の株価低迷はブラックロックがアベノミクスに見切りをつけたのが一つの要因とかいわれていますが、どのような視点で日本経済や世界を見ているのか、知りたいところです。

 

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