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2017年3月13日 (月)

三百六話 新卒扱い

 現在、大手企業は残業規制一色です。そもそも、大手企業の総合職は何でもする、どこへでも行く、遅くまでする、その代り高い給与と長期雇用が保障されていたのですが、少々く変わり始めてきました。今や、長時間労働で社名でもあげられたら大変、商品などすぐに売れなくなってしまうということと、この機会にムダな残業を無くし、生産性を上げる良い機会と考えているようです。
 このような動向は中小企業の人材確保にとってはマイナスといえます。政策金融公庫の調査資料を見ても、新卒が中小を選ぶ理由に、「転勤が少なそう」「残業が少なそう」というのが上位に挙がっています。その中小の特権が奪われつつあります。なんとか手を打たないとなりません。
 すかいらーくが18年の春から、新卒採用に5年目までを含める方針を出しました。年齢給があり、賃金は少し違うようですが、卒業から5年目までを新卒と同様に扱ってくれるわけです。これまでも3年目まではしていたのですが、今回それをさらに拡げます。これは、すかいらーくがパート・アルバイトからの正社員登用の比率が非常に高いこともあってのことからなのですが、 この方策は、中小企業にも使えるのではと思います。「新卒〇年目までを中途採用ではなく新卒扱いにする」などとアピールすれば、差別化が図れそうです。大手企業にはなかなかできないでしょう。現状の賃金体系が崩れ、組合とも検討しなければならないからです。
 このような中小企業に活かせる方策はまだ、いろいろありそうです。

clipカカオバーの先駆で有名になったダリケーというチョコレートの店が京都の大徳寺近く新大宮商店街にあります。以前は三条Photo_2商店会に小さな店舗でありましたが、移転してずっと北へ。都の中心からは随分と遠くになりました。京都の仕事帰りに寄ると、「とうてい、こんなところまで来る人は少ない」と思ってましたが、店内は客でいっぱいでした。しかも、次々にお客が来ます。店も大きく綺麗になりました。インドネシアでカカオ農家を指導し直輸入するビジネスモデルですが、順調のようです。生産者を買い叩かず、適正に儲けてもらうしくみ、それなりの値段なのはわけがあるということです。

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