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2017年4月23日 (日)

三百十二話 中小企業景況レポート

 13日に中央信金からリリースされた中小企業(全国16000)の景況レポートを見ると、現況、見通しとも、ほとんどの業種で曇りマークとなっています。近畿で少し陽が差しているのは不動産だけです。小売りなどは雨マークで消費の回復が鈍いことがうかがえます。これが確かだとすると、新聞などでは景気が良くなりつつある指標が報じられていますが、やはり大手・中堅企業からのようで、広く中小企業に届くのは先になりそうということでしょうか。
 政府は賃上げと働き方改革を同時に進めていますが、長時間労働抑止から始まった残業規制は裏返せば社員の収入の減少でもあります。理想は次のような循環経済でしょう。長時間労働が当たり前の社会を変えて、働きたくとも働けない事情を抱える女性や高齢者等が働ける環境を整備し、労働人口を増やして、仕事はシェアするが時間当たり賃金を上げることで労働者の所得を上げ、景気を高揚させ、企業の業績も高めて、また労働者の賃金に還元するというものです。そのためには、企業はこれまでの仕事のやり方を変え、短時間労働者等が働ける工夫や生産性を高める工夫をしないとなりませんが、直ぐには無理というものです。理想へのタイムラグは、社員収入の減少と見えにくい将来への不安から消費を停滞させています。
 今、中小企業は人事に関連していえば、三つの要求を突き付けられています。一つは柔軟な働き方ができる体制づくり、二つ目は無駄な残業などの削減やIoTなどでの生産性のアップ、三つ目は将来に希望が持てる賃金や教育などの制度の整備です。これらに対応しないと、人は採れず、定着もままならなくなりますよと政府は言っているわけですが、高いハードルに違いないでしょう。中小企業を応援する立場からいえば、なんとかしたいものですが。でも逆に考えると、少し抜きんでさえすれば、良い人材が集まる可能性もあるということでしょう。当面の人事の課題が明確になりつつあります。

clip近所の珈琲好きの方から教えて貰ったのが「御影ダンケ」というカフェです。バターブレンドという珈琲で有名なお店で、淹れた珈琲にバターを溶かして飲むのかと思っていたら、まったく違っていました。焙煎した豆をバターでコーティングして紙ドPhotoリップしたもので、バターの風味があるわけでも、油が浮いていることもありません。味は濃いのに苦くなく、キレがあるというもので、それがバター効果のようです。写真のように一杯ずつ、マスターが独特の淹れ方をしてくれます。「念でもいれているのですか?」と聞くと、「いいえ、愛です。」と答えてくれました。仕事の関連もあって、よくカフェを捜して行きます。神戸にはユニークな店が沢山ありますが、なかでも特筆すべき一店です。

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