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2017年4月 9日 (日)

三百十話 全面改訂版「はじめての賃金管理100御100答」

 明日香出版社さんから「はじめての賃金管理100問100答」を出したのは2007年1月ですから、ちょうど10年前です。賃金についていえばこの10年のうち、はじめの6年間はバブル崩壊以降の特徴を引き摺った、大きな変化のない時代でした。すなわち、「上がらない賃金の時代」が続いていて、昇給で決める賃金から水準で決める賃金へと会社と社員の意識が変わり、日本社会全体への浸透が完了しつつあったわけです。冒頭のわたしの著作もそのこととそれが中小企業にどう影響するかをベースに記したものあり、2012年までは参考にして頂けたかと思います。
 Photoけれども、2012年12月からの第2次安倍内閣以降、状況は大きく転換することとなりました。企業の人事の最大のテーマは「人不足経済にどう対応するか」となったわけです。とりわけ、このテーマが持つインパクトは国の政策とあいまって、中小企業にとっては極めて大きなものになりつつあります。
 つまり、中小企業の人事は「人材の確保と定着」にシフトせざるを得なくなり、企業の人事を考える前提とプライオリティが大きく変わってしまいました。そのことを記した「改訂版はじめての賃金管理100問100答」を前作の全面改訂版として、今回改めて執筆しました。新しい装丁にて、そろそろ書店にも並びはじめると思います。
 労働人口が確実に減少するなかで、「働き方改革」そのものは必要なことでしょうが、そのしわ寄せは中小企業が被ることになります。賃金のあり方や評価制度はこれまで以上に大きな鍵を握ることになるでしょう。そのあたりをわかりやすく書いたつもりです。中小企業のこれからの賃金のあり方をはじめ、中小企業を取り巻く現在の状況とこれからどこへ向かうのかについての要約本としても、参考にして頂けると思います。他にはない一冊、ぜひ一度ご覧下さい。

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