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2017年4月16日 (日)

三百十一話 AIの人事考課①

 脳とインターネットが直接つながる近未来の世界で、記憶を書き換えられ操られる犯罪が起こる。公安の特殊部隊が犯人を突きとめ追いつめると、その犯人もハッキングされた一般人で、真犯人は実はAIだった。これは20年以上も前につくられた日本のアニメの話ですが、このAIが今や現実になりつつあります。アニメでは、真犯人のAIが最後に次のようなことを言います。「外部記憶装置としてのコンピューターができたときに、人類はこのようなことが起こることを予測すべきだった。」と。
 AIの進化は自己学習機能により加速しています。人間がするほとんどのことをいずれはAIができるようになり、とってかわることしょう。AIはヒトマネが得意です。近いうちに本人そっくりの声と話し方でAIのオレオレ詐欺も現れるかもしれません。また、大量の情報分析から精度の高い予測などもお手のものです。なにしろ、処理スピードに加え、24時間休まずに働きます。高速でPDCAを何度でもまわして、正解を求めることなど容易いのです。しかも、IoTで直接に情報の入手も可能です。あるいは、クリエイティブな仕事ができないという人もいますが、そんなことはありません。小説も書きますし、絵画も描けます。美術品のオークションで高値がつく、などということが起こるでしょう。人事でいえば、AIは人事考課も行えるでしょう。大量の情報処理の分析から、精度の高い考課を行えるはずです。
 AIはヒトがすることのほとんどをこなし、人間以上の能力を発揮します。では、人間とAIの違いは何でしょうか。いろいろあるのでしょうが、人事に関連するところでいえば最も大きな違いは、「責任」です。AIには「責任」がありません。というか、「責任」という概念があてはまりません。騙されてはいけないのです。「事故を起こしたのはAIが稚拙だったせい」などというのは、言い逃れに過ぎません。小説や絵画から意味を読み取り、価値を与えるのはヒトなのです。これからシステムがより複雑になれば、我々はそのことをうっかり忘れがちになるでしょう。
 AIが人事考課を行いサインをしても、それは「責任」のサインではありません。AIに「責任」はないのです。「人類が予測すべきだった」のはそのことを忘れてしまう懸念だったののです。

clip新刊の誤植のお詫びと訂正のお願い。「改訂版一人前社員の新ルール」244頁及び「改訂版はじめての賃金管理100問100答」238頁の資料請求のFAX番号が違っています。正しくは「06(6454)9677」です。ご迷惑をお掛けしました。お詫び申し上げます。お手数ですが訂正をお願いします。

clip新刊の誤植のお詫びと訂正のお願い。「改訂版はじめての賃金管理100問100答」の90頁本文6行目「2016年4月1日」は「2017年4月1日」の誤りです。ご迷惑をお掛けしました。お詫び申し上げます。お手数ですが訂正をお願いします。

clipPhoto新刊に強烈なPOPをしてくれている書店さんの写真です。これなら思わず足を止めてしまいます。嬉しいですね。

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