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2017年5月15日 (月)

三百十五話 五月の制度運用

 毎年五月は連休で日数が少ないうえに、各社の人事考課や目標設定などのサポートが重なり、人事コンサルタントにとっては何かと忙しい月です。以前は、中小企業ではこれらに加えて五月昇給の会社も少なからずありました。世間の四月昇給の様子をうかがってからという意味合いもあったためで、さらにスケジュール調整が悩ましいといえる月でした。
 人事制度づくりにおいて中小企業と大手との大きな違いは、大手は最初から制度ありきで、制度をつくればそのように動くのに対して、多くの中小企業は制度でものごとを動かす風土があまりなく、制度をつくっただけではうまく動かない点といえます。よって、そのような中小企業では制度をつくりながら、同時に制度化を進めなければならないことになります。
 但し、制度化は会社に必ずしもメリットばかりをもたらすわけではありません。変化の激しい状況ではイレギュラーな対応が必要になりますが、制度は融通が利きません。小回りを利かせるのが中小の強みだとすると、がちがちの制度は強みを活かせないことになります。けれども、制度化を進めないと組織への権限移譲は進みません。したがって、中小企業の人事制度づくりは制度化の程度、制度化しないこととのバランスが肝要となります。
 中小企業における人事考課や目標設定、昇給などの制度の運用サポートは、制度化を推進、定着させる目的とともに制度化の程度の具合をはかる目的とがあります。中小企業の人事制度は制度づくりが4、運用が6くらいと見ておくのが良いのではないでしょうか。

clip私どもの親睦会で講演予定の国立刀根山病院院長の佐古田三郎先生によると、「われわれヒトはリンパ線で老廃物を排出しているが、脳にはリンパ腺がない。脳が老廃物を処理する機能は唯一、睡眠だけということが近年わかってきた。」とのことです。よって、睡眠はしっかり取らないといけないらしく、「わたしは4時間で充分」などというのは正常に頭が働いているはずがなく、駄目なようです。5月はなんとなく眠い日が多いですが、脳に老廃物が溜まっているせいかもしれません。休日にはしっかり貯め寝をして排出しようと思います。

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