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2017年7月17日 (月)

二百二十四話 外資系からの転職

 日経によると、外資系から日本企業への転職者が急増しているとのことです。人材紹介大手のJACリクルートメントでは、管理職を中心に同様の転職者が昨年で673人、12年の312人からすると倍増以上です。業種はメーカーと金融が多く、海外市場に精通した企画や営業のニーズが高いようです。
 これらの要因は、人材不足と日本企業の賃金の上昇で外資系との差がなくなったことが大きいようだとあります。また、転職者のうち、日本企業→外資系→日本企業という例が約8割となっていて、外資系のアジア本社がシンガポール等海外に移転する例が増えているためと外資系は給与が高額な反面、人事の入れ替えも激しく、安定して働ける日本企業が見直されつつあるのも要因と見られています。
 このように大手企業の動向を見ると、雇用はゆっくりと流動化しつつあるといえますが、流動化するほどに安定した賃金・処遇の会社に人材は集まるといえそうです。

clip落語に「駱駝」という演目があります。長屋中から嫌われている、あだ名が駱駝というゴロツキがフグを喰って2亡くなり、その兄貴分でこわもての男が長屋の連中を脅して葬儀を出す話です。長屋の連中に話をしに行くのがたまたま通りかかった運の悪いクズ屋の男ですが、その兄貴分が長屋の大家からせしめた酒をクズ屋に薦めます。はじめは気の弱そうなクズ屋が酔うにつれて次第に豹変し、とうとう兄貴分と立場が逆になり、顎であしらうようになります。
 今、この豹変ぶりを演じて見事なのが桂雀三郎さんです。まず演じる兄貴分はドスが効いていて本当に怖い。それを最初気の小さそうなクズ屋が次第にその兄貴分を指図するようになるところは圧巻です。先日、繁昌亭で二度目となる雀さんの「駱駝」を見ましたが、現在では右に出る人はいないでしょう。やはり酔っ払いを演じさせたら天下一品です。それにしても、酔った者勝ちは永遠の摂理ですね。

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