« 三百三十七話 働き方改革法案 | トップページ | 二百三十九話 基本のマネジメント力アップ »

2017年10月23日 (月)

三百三十八話 東洋紡のベア相当

 下請にかぎらず受注から納品までが短時間型の業態は残業を減らすといっても簡単ではありません。また、勤務時間をずらすなど人を割り当てて残業削減するにも、人不足でままなりません。しかも、たとえば15時に受注が入り、明日納品となると、夜遅くまで作業が続いたりするわけで、そのような予定が立ちにくく、遅くまでの残業が多い業態だと、採用するにも敬遠されがちになります。
 大手でも部材供給型の製造業などは同様の事情を抱えていたりします。日経によると東洋紡は労働時間削減対策として、来年4月から工場事務の休日を3日増やして120日にし、本社・支社は1日の勤務時間を15分短縮します。また同時に始業時間をすでに15分繰り上げています。残業時間の削減は社員の手取り減収になることから、一般に労組は積極的ではありませんが、東洋紡の労働時間短縮は賃金水準を変えないことから、会社によれば実質1万650円程度のベアに相当するとしています。これなら労組も反対するわけにはいきません。思い切ったことをするものですが、業績が順調であり、その業績の要が技術力とともに「タイムリーな納品」と踏んでいるのでしょう。
 これから残業を含めた労働時間の短縮はまだまだ進みそうですが、各社各様の知恵較べとなりそうです。

clipバリバリの広告マンの友人が、現代詩の詩集を出版しました。20代から詩を書いていて、本業は詩人と言っています。それで広告の方は片手間かと思いきや、実は誰もが知る目薬のCM、織田雄二の「来た~!」は彼が作ったPhotoコピーで、広告の方も手を抜いていません。また、仏教の歴史にも詳しく、今回の詩集「仏教の宣伝」はまさに真骨頂と言ったところです。表紙の帯に詩人で仏文学者の山田兼士氏が秀逸な評論を載せていますように、普通の抒情詩を思っているとちょっと違っていて少々難解かもしれませんが、興味のある方は是非ご一読ください。また、表紙のデザインはやはり友人で現代彫刻家の大塚新太郎君の作品です。これもまた、なかなかのもので内容によくフィットしています。

|

« 三百三十七話 働き方改革法案 | トップページ | 二百三十九話 基本のマネジメント力アップ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/515410/65947748

この記事へのトラックバック一覧です: 三百三十八話 東洋紡のベア相当:

« 三百三十七話 働き方改革法案 | トップページ | 二百三十九話 基本のマネジメント力アップ »