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2017年12月11日 (月)

三百四十五話 中小企業の賞与

 大阪シティ信用金庫の調査(対象は大阪府下約1000社の中小企業で約8割が20人未満)によると今冬の賞与は、平均支給額が278,664円と昨年比1578円、0.57ポイントの増加、5年連続の上昇です。但し、これは支給する企業の数字であり、支給する企業は57.7%と。こちらは昨年比3.8ポイントの低下です。好景気の大手企業に対して、この社員数規模の企業はなかなかリーマン前水準(支給額28万円台、支給する企業70%以上)に戻りません。
 業種別ではとくに小売業が悪く、支給する企業39.3%昨年比△6.5ポイントで支給額も236,973円と業種では唯一昨年比マイナスです。つまり、末端の消費が良くなっていないことがうかがえます。
 ただシティが11月に行った景気動向調査では、「景気は良くなる」と回答した企業が47.9%あり(小売業も44.1%)、7月の調査の21.4%を大きく上回っています。「まだ賞与を多く出せるほど余裕はないが、これから徐々に良くなりそうだ」ということなのでしょう。
 各統計機関が来年の賃上げ予測を今年以上と踏んでいます。来春に向けて、これから景気はなお上昇する気配です。

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