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2018年1月11日 (木)

三百四十九話 正月休業

 かつては飲食や小売などでも正月三箇日は休業が当たり前でした。スーパーでは96年にダイエーが年末年始も休まずに営業したのが最初と言われていますが、それ以来、多くの小売・サービス業は「年末年始も営業」が普通になっていました。ところがここへきて、昔のように休むところがちらほら出て来ています。
 この年末年始はファミレスのロイヤルホストが大晦日と元旦は休んでいましたし、携帯のドコモショップやソフトバンクなども休んでいるショップが多くなっています。これはもちろん人不足の影響が大きいのですが、もう一つは、何とかして営業している割には利益が伴わない、つまり生産性が低いのが理由のようです。いわば、正月休業の動きは働き方改革を象徴するような出来事なのですが、果たしてこれからさらに拡がるかどうかです。
 昔は「正月は休むもの」という共通の意識があり、「どこも開いていないから、必要なものは買い込んでおこう」と皆が思い、行動していました。でも、そのような共通意識もなくなり、休むところが増えたとしたら、そのなかで営業している店があると、お客はやはりそこに集まるでしょう。また、正月も働きたいという人もいるはずです。
 その社会がもつ共通意識が一旦出来上がってしまうと、それを変えるのは容易ではありません。これから正月休業が拡大するかどうかの流れを決めるのは、やはり大手が追随するかどうかといえるでしょう。その鍵を握るのは、イオンとセブンと思われますが、このような変化のときに中小企業にもチャンスが訪れそうです。

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