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2018年11月 5日 (月)

三百八十九話 40歳定年制

 東大の柳川範之教授等が提唱する40歳定年制も70歳現役が視野に入ってきた現在、現実味を帯びてきました。もちろん、現状では60歳未満の定年制は認められていませんし、法制度が成立するとも思えませんが、実質40歳定年制をとる企業がこれから出て来そうな気がします。新卒から70歳まで一つの会社に勤める、或いは一つの会社が雇用を保証するという社会的コンセンサスは、今後はマイナス面が大きくなっていくでしょう。暗黙の了解としての長期雇用は、多くのものづくり製造業には適したシステムでしたが、すべての会社に当てはめるのにはやはり無理があります。
 現在でも、実質40歳定年制を実施している有名な企業はリクルートです。38歳くらいで、退職金が最大になり、残るか転職や起業するかを迫られます。実際、リクルート出身者が起業し、儲けているスタートアップ企業は多いのです。
 これからは有能な人材を採用するなどの目的で差別化をはかるために、実質40歳定年制を導入する中小企業も出てくるでしょう。その場合、賃金を従来の長期S字カーブではなく、35~40歳くらいをピークに山型に入社後数年後からぐっと高くできるような業種、業態にこそ向いていると思われます。

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