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2019年5月27日 (月)

四百十四話 クライアント・インサイト

 マーケティングの用語に「消費者インサイト」という言葉があります。消費者自身も気がついていないニーズ、あるいは自分では反対に思っていた購買動機などのことで、それにフィットした商品や自分はこうだったんだと気づかせるキャッチコピーなどを伝えると思わず買ってしまうというものです。人事コンサルティングにおいても、同様のことがよくあります。たとえば、社長さんから人事制度構築の相談があった場合に、「我が社もこれまでは個人商店型で業績を伸ばしてきたが、そろそろ頭打ちで、これからは組織で業績をつくる必要がでてきた。そこで、わたしが評価したい社員の要件を制度化しておきたい。」と、いうようなことから人事制度の整備を進めていくと、ある時点で経営のバトンタッチの問題にもつながったりするわけです。事業承継のことは社長さんの頭の中にあるのですが、人事制度とは関係ないと最初は考えていたのだと思います。でも、「人事制度づくりにご長男の専務にも入って貰ってはどうでしょう。」などと提案すると、重要性にピンッと気が付かれるわけです。そういう点では、人事というのは会社の課題を普段はあまり考えない角度から炙りだしたりするものです。

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