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2019年7月 8日 (月)

四百二十話 中小企業の夏季賞与

 大阪シティ信用金庫調査の大阪府下中小企業の夏季賞与レポートを見ると、景気動向の一端を見ることができます。このデータは、データのおよそ8割が20名未満の企業という特徴があり、賞与を支給する企業の割合で景気の実態を判断することができます。その点で、この夏季に特筆すべきことは、支給企業は前年同期比で全体には0.2ポイント上がっていますが、小売業だけが17.3ポイントの大きなマイナスになっていることです。他業種では大きな落ち込みはありません(製造業△0.2、卸売業4.9、建設業0.2、運輸業3.2、サービス業4.9)。
 では、消費がそれほど悪いのかと言えば、経産省や帝國データの統計を見ると、他業種はマイナスにもかかわらず、逆に小売業全体ではわずかに伸ばしています。つまり、インバウンド効果やネット通販の伸び等で大手小売は悪くないものの、中小小売はその恩恵にあずかっていない。というより消費を持ってかれているような状況が推測できます。また、すでに人不足が業績の足を引っ張る悪い循環に陥っている懸念も浮かびます。賞与が落ち込むとさらに人不足が加速するかもしれません。
 中小小売の大きな落ち込みは今年の景気に蓋をするような予感がします。今後の動向に注視です。
 

🎤 日本でライトの建築を実際に見れるところは非常に限られています。その数少ない場所が芦屋にあるヨドコウの迎賓館で、小高い丘の清閑な住宅街に あります。ここに入ると 、「 空間」というものが単に物理的に区切られたスペースではなく、それは視覚であり、アンジュレーションなどの体感であることがよくわかります。ここでは、小さなあつらえづくりの蝶番の細工が部屋の空間を構成する要素になっていることを理解することができます。体感できる不思議な居心地の良さがライトの設計の確かさを伝えてくれています。これだけは実際に体験しないと言葉では表せません。管理も大変でしょうが、ずっと残して欲しいものです。

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