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2019年7月 1日 (月)

四百十九話 職務価値評価

 ざっくりいえば、日本は職能給社会ですが、日本以外の国は職務給社会です。職務給は仕事によって給与に差がある賃金体系を言います。給与の差は職務価値の差です。職務給社会とは、そういう前提で賃金が決まることを社会が認知しているわけです。日本でも派遣社員などは職務給型ですが、どちらかといえば人材の需給バランスで賃金に差があるといえます。需給バランスも職務価値の一つですが、まだ仕事自体の価値評価に社会が踏み込んでいません。よって、職務給体系を採用している企業も社会は職能給ですから、今ひとつしっくり来ていないのが本当のところでしょう。われわれは長い間、「仕事に貴賤はない」と教わってきたわけですから、そう簡単には変わらないわけです。  けれども雇用の流動化は職務給社会を徐々に進めることでしょう。正社員についても、おそらく、はじめは初任給と60歳以降の賃金から職務価値評価による決定がなされていくでしょう。ただし、本格的な職務給社会はひと世代が入れ替わらないと到来しないと思われます。

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