昨年末にも複数の会社から社員の離職の相談が続きましたが、最近は入社後の退職だけでなく、勤続10年などの中心戦力のベテラン社員の思わぬ退職などが増えています。
昨年末のエン転職の退職調査レポートで、「伝えなかった本当の退職理由」のベスト5は、①職場の人間関係が悪いため ②給与が低いため ③会社の将来性に不安を感じたため ④社風。風土が合わないため ⑤評価・人事制度に不満があったため と、なっています。これは、わたしどもの実感とも概ね一致します。
このところの相談のベテランの離職要因は、①給与 ②将来の生活設計 ③仕事や責任と評価・それに見合う給与とのアンバランス が共通してあるように思います。いわば、「賃金水準と賃金の見せ方」が鍵のように思われます。
三井住友銀行が初任給30万円、ユニクロが33万円を打ち出すなど、年初から賃上げの派手な話題が続いていますが、大半の中小企業はそのような対応はできませんし、するべきでもないでしょう。それよりもこれからは、昇給に原資を振り向けざるを得なくなります。しかも継続してです。
そのためには、「賃金水準」だけでなく「賃金の見せ方」が重要になると言えるでしょう。つまり、賃金・人事制度です。また、人事制度の中心課題として「コミュニケーション」を置くことといえます。
🎤 今年は暮れから冷え込んだものの、穏やかなお正月となりました。イラストは穏やかな泉南の小さな漁港の係留された小さな漁船です。この季節、なにが漁のメインでしょうか。近くの市場には舌平目などが並んでいましたが、船に吊ってあるのはその網でしょうか。夏にはガッチョ(テンコチ)をよく買って帰って、ビールのつまみにから揚げにしたものですが。
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