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2009年4月

2009年4月25日 (土)

三十八話 新刊『一人前社員の新ルール』(明日香出版社)

 「会社が求める一人前戦力としての人材とはこういう人だ!」というのを101の項目にまとめた、私の新刊『一人前社員の新ルール』が明日香出版社より5月中旬に発売となります。
 この20年間くらいに関与先の社長さん等からお聞かせ頂いた人材についての話をヒントに書き上げた言わば「会社のホンネの人材像」といえる内容になっています。読者は新人、これから就職しようとする人、すでに働いている社員全般を対象としていますが、経営者の方が「わが社はこういう人を評価したい」、つまり自社の人材像を整理するのにもたいへん役に立つと思います。

 『まえがき』より
 100年に一度といわれる世界不況がおこり、就職も売り手市場から買い手市場へ180度ひっくり返ってしまいました。会社は今まで以上に注意深く社員の質に目をやり、採用とその後の処遇にシビアなっています。
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 これからは会社で活躍するためには専門スキルをみがくことだけでなく、「会社はどのような人材を求めているのか」、『一人前社員の条件とは何か』を知ることがより大切になります。
 会社も上司も人を育てたいと考えていますが、時間的にもコスト的にも精神的にもあまり余裕がありません。新人には新人のときに身につけておくべきことがあるのに時間はあっという間に過ぎ去ります。これからは自分の意思で自分をスキルアップする人だけが充足を手に入れます。
 会社が求める人材の『全体の見取り図』、『指導の方法』、『向上のノウハウ』などを示した、本書の101のルールは、あなたの強力なナビゲーターとなってくれることと信じております。

 一部大手書店には5月1日ごろから、一般書店には5月中旬頃から並びます。ご期待ください。

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2009年4月17日 (金)

三十七話 北欧組立家具の効用

 自宅から近い距離にスウェーデンの大規模スペースの家具店が進出して、1年ぐらいになります。当初、土日にはクルマが延々と列をなす、たいへんな賑わいでした。少しは空いただろうことと家内にもうながされ、先日家具を買いに休日に行ったのですが、相変わらずなかなかの人出でした。それにしても、とんでもない広さで、巨大倉庫の中に家具を展示している観があります。実際、一通り見終わった最後には、ビルがそのまま入るような倉庫から自分で商品を取ってくるようになっています。

 リビングの壁面を書庫にするのに購入した組立家具はクルマに積んで自宅へ運び、高校生の息子と組み立てました。組立は良くできていて、愉しいものの、これくらいの大きさになると、中々大変です。3日間の休みが潰れてしまいました。たぶん、お年寄りの夫婦や女性だけでは大きいものは手ごわいでしょう。まあ、その分とんでもなく安いのは分かりますし、小さな子供がいる若い夫婦などにはもってこいと言えそうです。

 ライフスタイルも変わり、上を見なければモノには不自由していない家庭が大半となり、休日の過ごし方も遠出すればお金も掛かり、渋滞とひとごみを味わって帰ってくるだけというのを学習すると、家で家族と家具でも組み立てるのも有意義な時間の過ごし方かもしれません。実際、我が家でも、お陰で難しい年頃の高校生の息子とのコミュニケーションがたかまりましたし、思いの他の力仕事にわたしの株も上がりました。

 品質は価額通り、そこそこで大味です。ものだけ見ていると日本の会社なら簡単に出来そうですが、良くできているのはその販売システムと規模でしょう。他にはありませんし、そこには過剰品質はありません。北欧でグローバルな巨大企業が多いのも、もともと人口が少なく、国内需要だけでは限界があるので、はじめから発想がグローバル・スタンダードなのだと関与先の某社長さんが言われてました。これからは日本の中小企業も自社の品質、技術ありきではなく、最初から顧客ニーズ、マーケット及びPRを想定した商品や技術の開発をすることがより必要となりそうです。

5月に新刊を明日香出版社より出版します。ご期待ください。

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2009年4月10日 (金)

三十六話 満員御礼「インターネット広告」セミナー

 好評を戴いた前回に引き続き、広告を考えるセミナーの第二弾「”売れるインターネット広告”しかけとからくり」を昨日開催しました。厳しい景況にも拘らず、前回の二倍の会場が満員御礼となり、関心の高さがうかがえました。

 講師は「レスポンスの魔術師」の異名をもち、通販王国九州の立役者でネット広告の第一人者である㈱アサツーディケイの加藤公一レオ氏を迎え、熱く語って頂きました。

 聴講された明日香出版社の石野相談役さまが「目からウロコの連続」と言われた内容とともに、パワーポイントを駆使したプロの解説は営業や企画等のプレゼンテーションの参考ともなったことでしょう。

 加藤氏が語る『クリエイティブは絶対に水物にしてはならない』『広告においてもPLAN→DO→CHECK→REPLANが重要』『広告の成果はCPA(顧客獲得単価)ではかれ』『どのコピー、どの写真、どのデザインが良いかは顧客が決める』等の説得力は参加者の広告に対する固定観念をひっくり返してしまいました。

 あっという間の2時間の内容は、参加された多くの中小企業にとって、ネット広告、通販広告の話にとどまらず、チラシやDMなどあらゆる広告媒体、或いは自社の商品やサービス、技術等をアピールするケースにおいて、幅広く通用する、活用できるものでした。熱いセミナーとなりました。

 秋にはこの広告シリーズ最終編『戦略編』を予定しています。ご期待ください。

 『はじめての人事考課100問100答』が売れています。お陰さまで増刷となりました

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