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2009年7月 7日 (火)

四十七話 村上春樹「1Q84」風に

 非常に同時代を感じた「ノルウェーの森」では読んでいる間ずっとビートルズの曲が頭の中に流れていて、読み終わった後に「愛おしさ」のような感情が残りました。話題の新刊「1Q84」ではやはり特定はされないものの切れのいいクラシックの交響楽がバックに流れているような感覚が頭の中にずっとあり、読後は「ノルウェーの森」と同様の感覚に浸りました。良質の高い感情価値ともいえるこの感覚は小説の中に留まらず、現実の生活に深みを与え、世界の見方に厚みを与えてくれます。村上春樹のファンが多いのが頷けます。

 仕事で中国に行った折に、全員がそうではないではないでしょうが中国の人の仕事に対する姿勢、考え方が日本人と随分違うことを痛感しました。仕事に対する真摯な姿勢は日本の働く人の土壌となって、当たり前となっています。しかし、どうもそれは日本の方が特別なんだとグローバルな世界になって気付かされています。わたしはその大事な特性を失わないように、会社の人事のしくみの整備にあたっては細心の注意を払わなければならないと考えて、コンサルにあたっています。

 仕事への基本姿勢が異なると思える中国でも(勿論、世界中に村上春樹ファンがいるのですが)やはり信奉者が大勢いいるとニュースに出ていました。多分、ハルキ・ムラカミを読んでわたしが感じるのと同様の感情価値を中国や世界中の人が持つのでしょう。つまり、それは「1Q84]風に言えば、上海の人と東京の人と或いはニューヨークの人とが空を見上げて、同じ「月」を見れる、共有できる可能性を教えてくれています。そのことは多分、ますます雇用の多様化、グローバル化する企業の人事において、またわたしの人事コンサルが関わる範囲で、これから大きなポイントになることを暗示しているように思います。

先週開催の新刊「一人前社員の新ルール」を使った人事セミナーはお陰さまでほぼ満席となりました。貴重なご質問も頂き、ありがとうございました。これからもお役に立つ、セミナー、勉強会を企画いたします。

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