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2009年10月18日 (日)

六十一話 「堂島ロールのひみつ」

 昨日、神戸本山の甲南大学で開催された「堂島ロールのひみつ」という講演会を聞きに2110_8 行きました。もちろん、あの堂島ロールの会社モン・シュシュの美人社長、金美花氏の講演です。2部構成で金社長の講演とその後、お二人の甲南大学経済学部教授との ディスカッションで、急成長の秘密を分析するという形式でした。
 そもそも、堂島をクルまで通ると、いつも四ツ橋筋まで行列ができる堂島ロールの売れ行きを不思議に思っていたものですから、絶好の機会となりました。

 それにしても、金社長の話には感心仕切りでした。原稿を見ずに1時間、途切れることなく、同じ話を繰り返すことなく、37歳の美人社長は堂島ロールの開発から今日の成功に至るまで、滔々と話します。しかも、笑顔を絶やさず。特に話が上手い、組立が巧みという訳ではありませんし、サプライズがある訳でもありません。むしろ、しっかりして、誠実、清廉、可憐なスピーチのうまい学生がそのまま大きくなったような印象です。でも、成功した500名を率いる会社のトップとして、夢を堂々と語るその姿は、説得力をもって、聞くものを引き込みます。

2110_6  新たなカリスマの登場です。経済の先生方はマーケティングとブランドから、成 功の分析をしていましたが、金社長も「戦略を考えたこともない」と言っていたように、それは結果であり、なろうとしてなったものではないのでしょう。「彼女のすることなら、必ず上手く行く」そう思わせる魅力が本領といえるでしょう。
 売上の半分を占める堂島ロールだけにたよる現状の経営から柱を他に複数つくることがリスク回避に必要だと先生方は言っておられましたが、金社長の答は「人があつまる魅力ある会社(容姿と心の美人の会社と言われてましたが)をつくるだけ」と明解でした。最近の成功した会社の特徴はコンセプトがぶれないことですが、まさしくその代表例といえます。
 でも今日の講演を聴いて、これからの展開について、先生方の指摘の堂島ロールのブランド力からモン・シュシュという会社自体のブランド力へという指摘は、どうも少し違うように感じます。なぜなら、ブランドは堂島ロールにあるのでも、モン・シュシュにあるのでもなく、金社長自身にあるように思えてしまうからです。
 もし、そうであるならモン・シュシュの分岐点は制度化による経営、特に人事制度がキィとなるでしょう。トップの魅力で急激に成長し、人数を増やした会社の宿命といえます2110

 ハーフサイズの堂島ロールのお土産(写真)まで頂きました。やっぱり、美味しい。それ にしても大阪人は堂島という響に何故か惹かれます。関西を盛り上げる上でも応援しないわけにはゆきませんね。

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