六十五話 職業体験
中学生の息子がトライアル学習という職業体験に1週間ほど行ってました。どいうわけか、三つ上の兄の時と同じ、「いすゞ自動車」を選んだのですが、子供の中学では今年は人気がなかったようで、息子一人だったようです。こんなところにも、若者の自動車ばなれ、不況の片鱗が見えているのでしょうか、という訳もないと思いますが。
勿論、このようなカリキュラムは我々の頃には無かった訳でうらやましい限りです。もっと年齢の低い子供が対象の擬似職業体験テーマ・パークの「キッザニア」が予約で満員ということですから、こどもは大人が考える以上にホンモノの仕事に興味深々なのです。中学生での体験は仕事の片鱗にしろ、仕事を知る入り口として非常に良いことと思います。まあ、預かる側の会社はたいへんでしょうが。
それにしても、息子にどうだったかと聞くと、「とても面白かった」と言っておりました。何がたいへんだったと聞くと、「仕事がない時が一番しんどかった」という返事が返ってきました。そうなのです、仕事で忙しいと言うのは有難いことなのです。それが分かっただけでも、たいへんな収穫と思います。
終わって、「いすゞ自動車」さんから随分お土産を貰って来ました。一人だったからサービスしてくれたのでしょうか。ラジコンのトラックまでありました。でも、一番嬉しかったのは汚れたつなぎ服だったようです。世の中まだまだ、捨てたものではありません。それにしても受け入れ企業のみなさん、ありがとうございました。
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