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2010年10月 4日 (月)

百六話 働くイタリア人

 われわれ日本人は、自分たちのことを仕事にまじめに取組み、世界でもっとも長時間働く人種と思っています。ある面、概ね間違いないのでしょうが、どうも世間知らずの感も否めないようです。
 そのことについての一つが、日本人で唯一フェラーリをデザインした奥山清行氏の「フェラ ーリと鉄瓶」(PHP文庫) に載っています。われわれはイタリア人を昼は2時間ぐらい休憩してワ41ttqhlscgl__bo2204203200_pisitbstiインを飲み、午後は直ぐに帰ってしまうとを思っていますが、どうも違うらしい。「韓国、フランス、ドイツ、アメリカ、イタリア、中国、トルコの人たちと仕事をしたことがありますが、全部を比較してもイタリア人が一番効率よく働くといえます。正直なところ、日本人は比較になりません。」と言っています。そして、日本人は5時から8時くらいまでの残業時間帯に効率がもっともよくなりますが、イタリア人はその日本人の5時から8時のパワーで一日中働くとしています。ただし、残業はしない、と。驚きです。
 同様に海外勤務の多い関与先等の話しを聞くと、イタリア以外にも、米国のホワイトカラーもよく働きますし、中国のホワイトカラーもそうです。勿論、誰でもではないでしょうが、世界の現実をわれわれは結構、知らないといえそうです。

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