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2011年6月13日 (月)

百二十五話 人事考課の季節

 6月は人事考課の季節です。中小企業の賞与は7月が多いからですが、評価についての相談も多くなります。
 中小企業も優れた経営者のリーダーシップのもと、幾多の障壁を乗り越え、業績を伸ばし、社員をぐいぐい引っ張っていく時期から、どこかで組織をして会社を動かしていく必要に迫られる時期が概ね来るように思います。これまでの経験では比較的多いその時期は事業承継のときで、中小企業の難関一つとなっています。
 組織化の問題は、少人数の会社の大きな転換点ですが、組織化とは結局のところ、管理職をつくることといえます。そして管理職を育成する最も有効な手立ての一つは、部下の評価をさせること、つまり人事考課の実施にあると間違いなくいえると思います。そうすると管理職のツールとしての「人事考課のしくみ」が必要になりますが、専門書にある考課表や借り物の他社の考課表ではやはりしっくりこないに違いありません。
 たとえば、賞与を配分するだけのための考課表なら充分かもしれません。でも配分だけなら、社長さん一人で問題ないでしょう。そういう意味では、中小企業も自社の管理職が使えるツールとしての視点から、考課表をはじめ考課のしくみを整えることをもう一歩進めても良いように思います。

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