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2011年10月14日 (金)

百三十九話 中小企業の人事考課

 やはり10月から11月は関与先の中小企業においても人事考課(人事評価)が盛んになります。大手同様に4月~9月の6ヶ月が対象期間という会社が多いのと、冬の賞与が12月にひかえてい51nb9k2srtl__bo2204203200_pisitbsti るからです。それに合わせて、人事考課制度の説明会や考課者訓練の実施も多くなり、走り回ることになります。

 中小企業での人事考課ははっきり二つに分かれます。一つは社長さんがすべて決めてしまうところと、管理・監督職による考課を経て決定するところとです。社長さんが一人で決めれば、ものさしは一つですから公正で、一般的に思われているより納得性は意外に高いものとなります。でも、大きな欠点は管理・監督職が育たないことにあります。管理・監督者にとって部下の評価は大きな裁量権であると同時に自身の人を見るレベル、仕事に見方、指導力、決断力を問われる部分です。管理・監督者のスキルアップには格好の定期のイベントといえます。その意味では、まだまだ活用が充分でない会社が多いのではないでしょうか。

 おかげさまで、2008年に出版したわたしの「はじめての人事考課100問100答」(明日香出版社)もまたまた増刷となりました。Q&A形式がわかりやすいためか、コンスタンスに売れています。

 

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