百四十四話 都会の農園
以前の指導先で、老舗の郵便代行の会社が、新しい事業をはじめたとのことで早速、見学に行ってきました。大阪駅から一駅、都会の真ん中にある自社ビルに貸し農園ができました。屋内の人工管理の水耕栽培による畑で、レタスやきゅうりが1ヶ月で収穫できるとのことです。
レタスだと12個ぐらい獲れる小さな棚を借りて、苗から育てますが、農業の指導もあって、日々の管理も行ってもらえます。週末に来て、自分の作物を育てて収穫の愉しみが味わえ、食べることができます。自慢もできます。隣りの畑の人とも同じよろこびを共有できます。
たぶん、同じようなアイデアを持った人はたくさんいるでしょう。でも、実行に移す人はほとんどいません。ほんとうに思い切って、実際に始められたことに敬服いたします。なかなかできることではありません。
本業とは別ですので、車椅子が乗れるエレベータも設備されました。室内だけでなく、土がいじれる屋上菜園もつくり、もっと本格的に農業に触れられたい方には農家と提携した河内長野の畑も借りらるようにもされています。
もともとのきっかけは、農業がメンタルヘルスケアに役立つとのことでした。確かに関与先等でも鬱病など、メンタルな症状の事例が増えているように思います。なかなか治療が難しいみたいですが、「土いじり」や植物を育てることに改善効果があるようです。そこから都会の真ん中の農園を思いつかれたとのことでした。
ぜひ、事業として成功して欲しいものです。会社で畑を数区画借りれば、メンタルヘルスケアとイメージアップの宣伝効果が期待できるかもしれません。
関心のある方は、㈱ジャスナのHPをご覧下さい。
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