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2011年11月

2011年11月22日 (火)

百四十四話 都会の農園

 以前の指導先で、老舗の郵便代行の会社が、新しい事業をはじめたとのことで早速、見学に行ってきました。大阪駅から一駅、都会の真ん中にある自社ビルに貸し農園ができました。屋内の人工管理の水耕栽培による畑で、レタスやきゅうりが1ヶ月で収穫できるとのことです。
 Farm_main_img02 レタスだと12個ぐらい獲れる小さな棚を借りて、苗から育てますが、農業の指導もあって、日々の管理も行ってもらえます。週末に来て、自分の作物を育てて収穫の愉しみが味わえ、食べることができます。自慢もできます。隣りの畑の人とも同じよろこびを共有できます。

 たぶん、同じようなアイデアを持った人はたくさんいるでしょう。でも、実行に移す人はほとんどいません。ほんとうに思い切って、実際に始められたことに敬服いたします。なかなかできることではありません。
 本業とは別ですので、車椅子が乗れるエレベータも設備されました。室内だけでなく、土がいじれる屋上菜園もつくり、もっと本格的に農業に触れられたい方には農家と提携した河内長野の畑も借りらるようにもされています。

 もともとのきっかけは、農業がメンタルヘルスケアに役立つとのことでした。確かに関与先等でも鬱病など、メンタルな症状の事例が増えているように思います。なかなか治療が難しいみたいですが、「土いじり」や植物を育てることに改善効果があるようです。そこから都会の真ん中の農園を思いつかれたとのことでした。
 ぜひ、事業として成功して欲しいものです。会社で畑を数区画借りれば、メンタルヘルスケアとイメージアップの宣伝効果が期待できるかもしれません。

関心のある方は、㈱ジャスナのHPをご覧下さい。

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2011年11月13日 (日)

百四十三話 緊急セミナー「うめきた」

 残された大阪最後の大規模開発、JR大阪駅北側の貨物ヤード跡「うめきた」の工事が012着々008 と進んでいます。でも、その割にはどうなって行くのか、よくわかりません。さまざまな断片的な情報や 噂は聞こえてきますが、本当のところは定かでありま せん。プロジェクトに関わる企業関 係者に聞いても、新聞に出ている程度のことしかわかりません。たぶん行政が絡んで事情が複雑なのでしょう。

 現在004、梅田7f_013の景観が一変するような4つの大型高ルが建設中です。その一番北川の48階建高層マンション「グランフロント大阪オーナーズタワー」最上階の47戸が ほぼ完売とのことです。半端でないオクションの7f_022ようですが、関西の景気はずっと低迷と言いながら、まだまだポテンシャルの高いことがうかがえます。025

 良いニュースが少ない関西で、そのような元気のいい話の一端でも聞いていただければと思い、今回、緊急のセミナーを開催することとしました。ベールに包まれた「うめきた」開発の全容に迫りたいと思います。

 興味のある方は、セミナーにお越し下さい。

 平成23年12月9日(金)14:00~16:00 梅田スカイビルタワーイースト 39F「スカイバンケット天風」1名1,000円(税込み)問合せ06-6454-9505 ㈱イーティパーソナルセンター

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2011年11月 9日 (水)

百四十二話 しくみとしての評価

 人事考課制度がある会社では、冬季賞与に向けての考課が概ね終わる時期です。考課期間の締めが9月末の会社が多く、9月末で締めた結果が出揃っている頃なのと、1日でも実施の早いほうが、考課の振り返りが正確になるからです。それらができるのも、評価がしくみとして行われているからといえます。しくみが確立していないところでは、どうしても賞与の支給直前になることが多くなっています。
 しくみとしての評価を行う意義は、評価の精度や公正さ、納得性ですが、大きなねらいは考課者である管理職のマネジメント力の活用、向上と位置づけている会社が多いのも事実です。
 この時期、考課者研修の依頼が多いのですが、その目的は考課者の目線合せです。人事考課は「絶対に正しい答え」があるものではありません。考課者それぞれの価値観の違いがあるように、考課結果が違って当然なのですが、会社としてどう考えて、結論するかが必要で大切といえます。
 そのためには、考課者によって「わたしはAだ」「いや、Bだ」という考課の違いの擦り合わせができることが鍵となります。同じ土俵にたって検討、議論できることが、まずめざす最初のステップとなるでしょう。「しくみとしての評価」を整え、考課者研修をする意義はそこのあるといえます。 

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