百六十六話 海外で働く日本女性~その⑧
産能大の2010年新人調査では、「海外では働きたいと思わない」が49%、「どんな国・地 域でも働きたい」が27%で、どちらも3年前の前回調査と比べて大幅にアップしています。つまり、若年層の志向性は内向きと外向きとの二極化の傾向にあるといえます。けっして、最近の若者は内向き一辺倒ではないようで、フィレンツェで働く日本人の多さと一致します。大手企業も海外派遣を拡充し、帰国後の処遇も
アップする制度を進めています。たぶん、二極化はまだこれから拡大しそうです。
写真左上はフィレ ンツェの市場の食品雑貨店で働く女性です。防寒具に身を固め、坦々と働いています。これからドーモに登ると言ったら、「お金を出して、わざわざあんなしんどい目をしようなんて信じられませんね」と。右上は街を一望できるフィレンツェで最も高い建物、そのドーモの写真です。雰囲気がある入口から、らせん状の石の階段を延々と登って大屋根の展望台へ。市場の女性の言うとおり、
確かにちょっとした登山で堪えました。途中、座り込んでいた外人の観光 客が何人もいましたね。なんとか、登りきるとその甲斐があったというもので、絶景でした。展望台には数人の若い中国人女性がいました。市場で聞いた話では、フィレンツェで 本人も大勢活動しているが、もっと元気なのが中国人とのこと。うーむ、フィレンツェでもやっぱりか、というところですね。
21日(土)放映の「BEAT 時代の鼓動」に関与先で工場建築が得意の三和建設さんが紹介されています。社長さんが格好良過ぎますね。
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