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2012年6月 3日 (日)

百七十二話 パイの配分

   日本の人事制度のトレンドは成果主義以降、成果主義の修正は謳われているも のの、明解で新しいトレンドを生むような考え方は出てきていません。日本の人事制度は立ち止まって逡巡しているようにみえます。
 そもそも、これまでの人事制度は「配分」の仕方のことばかりだったと言えます。○○主義や○○賃金制度とは言い換えると、「配分」の思想を変えるものといえます。社員のモチベーションはパイの再配分をいくら粉ね繰り回しても限界があることを多くの書物も教えてくれています。
 日本が成果主義の是非で揺れている間に、欧米の人事制度は「パイの配分」から、「パイの拡大」へ目を向けてきました。欧米の人事のトレンドは二つのことを示唆しています。一つは、「パイの拡大」、つまり業績の向上こそが人事の重箱の隅から開放してくれること。もう一つは、同時に「パイの拡大」に人事制度が多いに寄与できることです。
 早晩、日本の人事制度のトレンドも、この二つのことを軸に動き出してくることでしょう。

日本は電気の事情でエコの風も弱まり、電気自動車も落ち着いてしまった感がありますが、イタリアでは電気自動P1000258車が確実にP1000282社会に定着していると元ラリードライバーの高岡祥郎さんが書いていました。確かにフィレP1000281ンツェでも電気自動車(たぶん)を見かけましたし、中心部への乗り入れ規制の対象外になっている話しを聞きました。写真上左;電気自動車と思われる可愛いクルマ2台、写真 上右;違法駐車はやはり持っていかれる。
フィレンツェは革製品の街です。プラダも革製品から始まりました。ちょっとMg_0247ユニP1000278ークな小物をと思い、手作りの革製品の店へ寄りました。出てきた店主は、ピノキオをつくったぜペットおじいさんは、きっとこんな人だったと思わせる職人さんでした。一つひとつにその場で、フィレンツェ市のマークと購入者のネ ームを焼き印してくれます。この店にも美人の日本人女性が助手として働いていました。お陰でややこしい注文に応じてくれることができました。

  

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