百九十七話 中退共の減額
以前から積立不足が懸念されていた中退共(中小企業退職金共済)が、やはり累積欠損金が増大している記事が21日の日経に出ていました。中退共の減額の見出しで、関与先からの問合せも増えています。11年度末時点で累積欠損が1741億円、目標値が1023億円ですから、大幅な超過です。運用環境が悪いことが第一の原因でしょうが、そんな中で適年廃止の受け皿として大きく加入者を取り込んだ(現在約324万人)こともあるでしょう。
対応策としては、料率の下げ、つまり減額ですが、現在の1%から0.8%にする案がでているとあります。積み立て保険の料率がそのくらいですから、0.8なら欠損金の増加は止めれるかもしれません。が、累積分を減らすためには、まだ下がる可能性があります。中退共には他にも特典があり、新規加入時の割増(付加退職金)などは廃止される可能性が高いと思われます。また、減額の穴埋めに掛け金の補填なども検討されることでしょう。
破綻も懸念されるところですが、国の肝いりの制度ですから破綻はないにしても廃止はありうるでしょう。その場合の受け皿としては、中退共にかわる新しい制度をつくり移行するか、現在の確定拠出(401K)になると考えられます。
いずれにしても、これからの中小企業の退職金制度は確定拠出型で考えざるえないでしょう。現在でも中退共を確定拠出型で使っている、つまり掛金の額のみ約束して、給付額を確定させないしくみのところは、今回の減額も大きな問題とはならず、折込済みといえます。代官山にできた蔦屋書店のT-SITEは、本、映画、音楽の独立した棟家を中心にカフェ、レストラン、カメラ店、サイクルショップ、動物病院、輸入玩具が配置されたガーデン風のスペースです。独自のコンセプトを感じる設計で
す
が、ボックス型のシンプルな建物に、大きな木、わずかな高低差のある敷地など、居心地
のとても良い空間になっています。スターバックスやファミマもあるので、コーヒー
を買ってオープンのテーブルで過せます 。仕事をするにはうってつけの場所です。このようなスペースが関西にもあれば、是非使いたいですね。でも平日でも結構な人でしたが、大阪ではどうでしょうか。
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