百九十八話 大卒初任給19万円台
厚生労働省の統計で、今年度の大卒初任給は平均で19万9600円でした。昨年度が20万2000円でしたから、少し減らしたことになります。でも、その前までがずっと19万円台で、昨年度の伸び(+2.3%)がこのところでは異常値でした。つまり、2010年度が大卒の採用を抑制して初任給平均が下がり(197400円、-0.7%)、その反動と景気持ち直しで昨年度が高騰したといえるでしょう。
大卒初任給の減少は、各社が給与を下げたのではありません。まだベースダウンは起きてはいません。昨年度の高額採用のところが、今年度は採用を控えたため、平均で下がったのです。
この20年間、大卒初任給は少しの凸凹はありますが、ほぼ横這いです。デフレを考慮すれば、実質はやや上がっていることになりますが、職種ごとに相場が固定化しています。すなわち、介護医療等を含めてサービス業が低く、研究技術職が高めです。また、産業の新興地は低くめになります。この状況は、まだ当面続きそうです。
大阪の北の人の流れがめまぐるしく変わります。阪急百貨店が改装をようやく終え、全面オープンし、連日もの凄い人です。 地階のもともと定評のスイーツ売り場は平日でもいたるところで長蛇の列です。大阪駅ルクアなどの人が阪急へ流れているように見えます。三越伊勢丹はますますゆったり買い物が出来る状態です。来春オープンとなる「うめきた」先行地区で、またどうなることでしょうか。でも言えることは、まだもう少し、北の活気は続きそうということです。
写真は阪急上階にある吹き抜けの催し会場。劇場型といわれる集客スタイルが売りとか。
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