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2013年5月19日 (日)

二百二十二話「社員・パートさん11人までの小さな会社の社長業」

 明日香出版社の石野誠一相談役の久々の新刊「社員・パートさん11人までの小さな会社の社長業」が出ました。タイトルの小さな会社経営者のための足元の実践的ノウハウが惜しみなく掲載されています。自ら小さな会社を4つ起こされ、何十年も存続されているその説得力は9圧巻です。
 はじめてお会いした時に仰った、「企業と会社は別のもの」「会社が企業のマネをするからおかしく なる」という言葉は強烈で、以来、わたしのカテゴリーを決定づけるものとなりました。
 この本にはそんな目から鱗のフレーズが満載です。「なんとか続く。それでいい!」「人目につくな!」「『企業』の苦労はグローバル」「沖に出たら旗を揚げよ!」「勝てば和はついてくる」「売上を減らせ?!」「正しい残業のさせ方」などなど、わくわくさせます。
 先週、関与先の女性社長が知り合いから「どうしたら社長になれるのか」と聞かれて、次のように答えたと仰ってました。「社長は誰でもなれる。でも、課長は他人に評価されないとなれない。」と。なるほどと感心すると同時に、わたしには、裏返せば社長業の孤独で大変さを的確に表す答えとして聞こえました。
 この本は、そのような社長さんの応援歌でもあります。いわば、社長としての「居直り方」を教えてくれているのではないでしょうか。経営書として読むより、しんどい時の拠りどころとしておいて置きたい一冊ですね。

 グランKiフロント大阪に紀伊国屋書店がはいっています。すぐ近くの阪急の下の梅田店はいつも大変な混Photo_2雑で、あまり足が向かないのですが、ここはゆったりした穴場です。スタバも 併設されていて、ゆっくり捜して中 身も吟味できます。専門書も充実していて、わたしのカテゴリーの「人事」も揃っています 。有難いことに、自著「やっぱり、人事が大事!」も平置きされておりました。

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