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2013年6月 2日 (日)

二百二十四話 中途採用増

 中途採用の求人数が2009年を底に順調に伸びてきています。この4月では、リーマン前の水準に戻しました。最も増加率の高い業種は建設と金融ですが、幅広い業種で増加が見られます。大手では日産が積極的で2.3倍の220人に枠を広げています。
 新卒採用に対して、中途採用は即戦力が大きな目的です。したがって、企業の業績への回復期待が急速に膨らんでいることを示しているといえます。 一方で、リーマン後のリストラ等で有能な人材が労働市場に埋もれていること、希望外の就職で転職希望者が多数潜在していることなども要因となっています。要因のもう一つとして、日産に見られるように、大手の中途採用シフトがあります。新卒一辺倒の組織づくりを見直そうというものです。
 大手が中途採用に積極的になると、もともと中途主体の中小企業は厄介になります。人材が採れない直接的な影響の他に、雇用の流動化の影響です。流動化は徐々に進み、突然に状況が一変するおそれがあります。
 これから中小企業は、採用と定着にかかわるコストアップを想定しておかないとならないでしょう。

Photoグランフロント大阪の来場者数が1ヶ月で延べ761万人を超え、東京スカイツリーの581万人を抜きました。駅からに近さ、一度では周りきれない店舗数の圧倒的な多さ、ここにしかない店舗、敷1 地の広さでリピーターを獲得し、 今のところ成功しているようです。そういえば、大阪で特に北にはファッションして歩く場所がありませんでした。ですから、コンセプトがSANPOなのでしょう。高級店が多く、落とした平均客単価800円Photo_3というのは当然で、狙い通りだったわけです。
 いまだに行列の絶えない店が随分あります。映画で話題になり、日本初出店の「THE CITY BAKERY」もそうですが 、早朝からやっていますので、さすがに出社前なら並ばずに買えます。ベーコンの入ったスコーンは食べたことのない味で、ちょっとくせになります。

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