二百四十二話 景気のバロメーター
西宮沖から武庫川一文字の防波堤にかけて、運搬用の大型の台船が停泊しています。たぶん動力を持たない、土砂や原材、資材等の運搬船で、港等への荷揚げ荷おろしのために係留していると思われます。これが、景気のバロメーターに結構なります。これまでも景気の良いときには船数が増え、悪いときには減っていました。
リーマンショックの時には、それまで30隻くらい停泊していたのが、1ヶ月のうちにまったく姿が見えなくなってしまいました。90年以降のバブル崩壊のときでさえ、1年近くかけて徐々に減って行ったのが、たったの1ヶ月でほぼゼロです。リーマンショックはそれほど恐ろしいものだったのがよくわかります。
現在の船数は、今年の春から緩慢ながらじわじわと増え、夏以降が少し伸びて、ほぼリーマンショック前に戻りました。このバロメータが正しいとすると、景気が確実に回復しつつあることになります。このブログであと数年は船数減少のお知らせをしなくていいことにしたいものです。
| 固定リンク | 0
コメント