二百六十六話 ユニクロ パートの正社員化
日経によると、ユニクロ(ファースト・リテイリング)が2、3年掛けて、国内のパート、アルバイト1万6千人を正社員化します。非正規の正社員化は人手不足もあって他社でも行われており、増える傾向にあります。けれども、1万6千人という人数は半端ではありません。現在、ユニクロの国内の正社員が3400人くらいとか言われていますから、一気に6倍近くなります。当然、人件費も上がります。3割近くは増えると考えているようですが、パート、アルバイトは定着が悪く、採用の労力、時間、コストと差し引きすれば、影響はさほど大きくないとの算段もあるようです。
非正規社員は、個々に事情があり、異動もフルタイム勤務もできない人もかなりいるはずです。ユニクロでは地域限定正社員として、また日数や時間限定の働き方も認めるようです。したがって、今回の措置は正社員の人事制度の大幅改定とセットとしています。
ファストファッションの巨人、ZARAとH&Mを追っかけて来たユニクロですが、ZARAやH&Mはおそらく、このような人事をしないでしょう。グローバルな人事はマネジャーとスタッフ、ワーカーが明確に分離しているからです。そもそも、この2社とユニクロのビジネスモデルは全く異なります。ユニクロもこれまでグローバルな人事を標榜し、会社方針をブレイクダウンできるマネジャーとして店長育成に尽力してきましたが、ここへきて人事のモデルも大転換となりそうです。自社のビジネスモデルにフィットしたユニクロ独自の人事制度の構築はこれからが本番と言えそうです。
関与先の会社から頂いたミニシクラメンが株を増やし、今年も我が家のベランダで可憐な花を
咲
かせています。右のピンクは去年頂いた分ですが、3年もすると
元気に増えて左のようになるのです。今年もやっぱり春が来たとわかるのは嬉しいですね。それにしてもシクラメンの白色は、今まで見ていた白色はなんだったのだろうと思うくらい、本当に混じりけのない純白に見えます。いずれ散ってしまう、いっときの息吹のようなものを感じるからそう見えるのかもしれません。
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